ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群
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ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群(英語: Wolff-Parkinson-White syndrome、WPW症候群)とは、上室性の頻脈性不整脈の一つ。心臓自体には器質的疾患がないにもかかわらず特有の心電図所見を示し、しばしば偽性心室頻拍[1]を起こし[2]、またこれらの心電図異常が突然正常化する例が1915年頃から存在が知られ始め、1930年に多くの症例(12例)についての詳しい報告がなされた。症例を研究・発表したルイス・ウォルフ、ジョン・パーキンソン、ポール・ダドリー・ホワイトの3人の名前から症状が名付けられたのが由来である。
- ^ 偽性心室頻拍は日本独自の名称で、欧米では「preecxited AF(早期興奮を伴う心房細動)」と呼ばれる。
- ^ a b WPW症候群(森博愛 心臓病と卯建のホームページ)
- ^ ハート先生の心電図教室(医学博士市田聡 心臓病看護教育研究会)
- ^ 永田恭敏 1枚の心電図から最新の治療へ No.25 日医雑誌 2016;145(7):1448-1449.
- 1 ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群とは
- 2 ウォルフ・パーキンソン・ホワイト症候群の概要
- 3 機序
- 4 治療
- 5 関連項目
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