アンドレ・ドラモンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 00:40 UTC 版)
フィラデルフィア・76ersでのドラモンド (2022年) | ||||||||||||
シカゴ・ブルズ No.3 | ||||||||||||
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ポジション | C | |||||||||||
所属リーグ | NBA | |||||||||||
基本情報 | ||||||||||||
愛称 | Dre-Excess | |||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | |||||||||||
生年月日 | 1993年8月10日(30歳) | |||||||||||
出身地 | ニューヨーク州マウントバーノン | |||||||||||
身長 | 211cm (6 ft 11 in) | |||||||||||
体重 | 127kg (280 lb) | |||||||||||
シューズ | エア・ジョーダン[1] | |||||||||||
キャリア情報 | ||||||||||||
高校 | セントトーマス・モアスクール | |||||||||||
大学 | UConn | |||||||||||
NBAドラフト | 2012年 / 1巡目 / 全体9位[1] | |||||||||||
デトロイト・ピストンズから指名 | ||||||||||||
プロ選手期間 | 2012年–現在 | |||||||||||
経歴 | ||||||||||||
2012–2020 | デトロイト・ピストンズ | |||||||||||
2020–2021 | クリーブランド・キャバリアーズ | |||||||||||
2021 | ロサンゼルス・レイカーズ | |||||||||||
2021–2022 | フィラデルフィア・76ers | |||||||||||
2022 | ブルックリン・ネッツ | |||||||||||
2022– | シカゴ・ブルズ | |||||||||||
受賞歴 | ||||||||||||
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Stats Basketball-Reference.com | ||||||||||||
代表歴 | ||||||||||||
キャップ | アメリカ合衆国 2014- | |||||||||||
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経歴
学生時代
高校時代はU-17アメリカ代表に選出されブラッドリー・ビールらと共に世界選手権で優勝、恵まれた体格でガードの選手に引けを取らない走力で "次世代のドワイト・ハワード" と騒がれ、一時は全米No.1選手に上り詰めるなど将来のNBAドラフト1位候補として期待されていた。
学業も非常に優秀で首席での高校卒業も期待されていたが、レブロン・ジェームズが主催するジュニアキャンプに招待された際にレブロンに気に入られ、NBAを目指すことを薦められコネチカット大学に飛び級で進学。1年生終了後、2012年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。
デトロイト・ピストンズ
2012年のNBAドラフトにおいて、デトロイト・ピストンズから全体9位指名を受けた。2012-13シーズン、ライジング・スターズ・チャレンジに選出されたが、背中の疲労骨折により欠場を余儀なくされた。2013年3月14日、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出された[2]。
2015-16シーズン、4度の延長戦にもつれ込んだ2015年12月18日のシカゴ・ブルズ戦で、ドラモンドは33得点21リバウンドを記録。1990-91シーズンのデニス・ロッドマン以来の "30-20" を達成し、勝利に貢献した[3]。以降エース級の活躍を見せたドラモンドは、NBAオールスターゲームに初出場。チームを2009年以来のプレーオフ出場に導いた。自身初のプレーオフでは1回戦でレブロン・ジェームズを擁するクリーブランド・キャバリアーズにスウィープで敗れた。オールNBAチーム(3rdチーム)に初選出されたこともあって、オフの7月1日には4年1億3000万ドルでピストンズと再契約した[4]。
2016-17シーズン、2016年11月19日のボストン・セルティックス戦で、ドラモンドはドワイト・ハワードの当時22歳129日に続くNBA史上2番目の23歳101日の若さで、通算4000リバウンドを達成した[5]。
2017-18シーズンは2018年1月30日、怪我により欠場が決まったジョン・ウォールの代替として2月18日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われるオールスターゲームへの出場が決まった[6]。最終的に平均16.0リバウンドを記録し、自身2度目のリバウンド王を獲得した。平均16リバウンド以上が記録されたのは、1996-97シーズンのデニス・ロッドマン以来となった[7]。
2018-19シーズンは自身3度目のリバウンド王を獲得し、平均得点は自身最高の17.3を記録した。自身2度目のプレーオフでは1回戦でヤニス・アデトクンボを擁するミルウォーキー・バックスにスウィープで敗れた。
2019-20シーズン、2019年12月3日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では17得点・14リバウンド・4アシスト・5スティール・4ブロックの好成績だったが、あと1アシスト・1ブロックがあればファイブ・ファイブズを達成するところだった[8]。
クリーブランド・キャバリアーズ
2020年2月6日、ブランドン・ナイト、ジョン・ヘンソン、2023年のドラフト2巡目指名権とのトレードで、クリーブランド・キャバリアーズへ移籍した[9]。トレードに際して、入団から7シーズン半在籍したピストンズから事前に何も連絡がなかったため、自身のTwitterアカウントで憤りを伝えた[10][11]。移籍後最初の試合では自身初めて1試合2本の3Pシュートを成功させた[12]。
2021年3月27日にキャバリアーズと契約のバイアウトに合意し、FAとなった。
ロサンゼルス・レイカーズ
2021年3月28日にロサンゼルス・レイカーズとシーズン終了までの契約を結んだ[13]。オフにFAとなった。
フィラデルフィア・76ers
2021年8月4日にフィラデルフィア・76ersとベテラン最低保障額で契約した[14]。
ブルックリン・ネッツ
2022年2月10日にジェームズ・ハーデン、ポール・ミルサップとのトレードで、ベン・シモンズとセス・カリーと複数のドラフト1巡目指名権と共にブルックリン・ネッツへ移籍した[15]。
シカゴ・ブルズ
2022年7月、2年契約でブルズに加入。2023-24シーズン、2023年11月6日のユタ・ジャズ戦で通算1万リバウンドを記録した、NBA史上43人目の選手となった[16]。12月27日のアトランタ・ホークスではブーチェビッチが負傷離脱したことにより、ブルズ移籍後初のスターターを務めると、24ポイント25リバウンドを記録した[17]。
プレースタイル
恵まれた体格を持ち、ビッグマンながら走力、跳躍力ともに優れた身体能力を有している。特にブロックショットはドラモンドの持ち味であり、大学在籍時は平均2.7ブロックを記録した。NBA入り後はリバウンダーとして存在感を発揮している。ディフェンスリバウンドだけでなくオフェンスリバウンドにもよく絡み、2年目以降平均2桁リバウンドを記録し2016年にはリバウンド王を獲得した。その一方、フリースローはとても苦手としており、大学在籍時は成功率が30%に満たず、NBA入りしてからもファウルゲームの的にされるケースが多く、2016年1月20日のヒューストン・ロケッツ戦では、36回のフリースローの試投数の内、23本を外すというNBAワースト記録を樹立してしまった[18][19]が、2017-18シーズン開幕前にアイダン・ラビンの指導を受けたことで、以降は成功率が60%前後にまで改善した[20]。
- ^ Marcelo, John Q.. “Andre Drummond Is Officially a Member of Jordan Brand” (英語). Complex. 2023年10月22日閲覧。
- ^ “Lillard headlines 2012-13 All-Rookie Team” (2013年5月14日). 2013年7月19日閲覧。
- ^ Pistons grind out a 4OT win in Chicago in ‘an epic game’
- ^ Andre Drummond to sign a five-year, $130 million contract extension with Pistons
- ^ Andre Drummond becomes second youngest player to grab 4.000 rebounds in NBA
- ^ “NBA All-Star Game: Pistons' Andre Drummond selected as replacement for John Wall” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年1月30日). 2018年1月31日閲覧。
- ^ Shane Mickle (2018年4月11日). “Andre Drummond second player in 40 years to average more than 16 rebounds” (英語). clutchpoints.com. 2018年4月17日閲覧。
- ^ “Detroit Pistons at Cleveland Cavaliers Box Score, December 3, 2019” (英語). Basketball-Reference.com (2019年12月3日). 2020年2月11日閲覧。
- ^ “アンドレ・ドラモンドをキャバリアーズへトレード、ピストンズはチーム再建へ舵を切る”. 2020年2月7日閲覧。
- ^ “If there’s one thing I learned about the NBA, there’s no friends or loyalty. I’ve given my heart and soul to the Pistons , and to be have this happen with no heads up makes me realize even more that this is just a business! I love you Detroit...” (英語) (2020年2月7日). 2020年2月11日閲覧。
- ^ “トレードされたアンドレ・ドラモンドが球団の対応に憤慨「このリーグに誠実さなんてない」”. バスケット・カウント (2020年2月8日). 2020年2月11日閲覧。
- ^ “Los Angeles Clippers at Cleveland Cavaliers Box Score, February 9, 2020” (英語). Basketball-Reference.com (2020年2月9日). 2020年2月11日閲覧。
- ^ “Andre Drummond to sign with Lakers after clearing waivers Sunday” (英語). CBSSports.com. 2021年3月29日閲覧。
- ^ “Andre Drummond signs deal with 76ers” (英語). www.nba.com. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “Brooklyn Nets Acquire Ben Simmons, Seth Curry, and Andre Drummond”. www.nba.com. 2022年2月11日閲覧。
- ^ “Andre Drummond makes NBA history with awesome milestone”. NBC (2023年11月5日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ “ブルズ加入後初の先発出場を飾ったアンドレ・ドラモンドが24得点25リバウンドの大暴れ”. バスケットボールキング (2023年12月27日). 2024年1月1日閲覧。
- ^ Andre Drummond sets NBA record for free throws missed; Pistons still win
- ^ Pistons open 2nd half with big road win at Houston to foil Hack-a-Dre excess
- ^ “『フリースローが下手糞』の代表格だったアンドレ・ドラモンドが夏の猛練習で弱点を克服、ピストンズも絶好調!”. バスケット・カウント (2017年11月11日). 2024年2月7日閲覧。
- 1 アンドレ・ドラモンドとは
- 2 アンドレ・ドラモンドの概要
- 3 個人成績
- 4 脚注
- アンドレ・ドラモンドのページへのリンク