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こゝろ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 23:27 UTC 版)

こゝろ』(新仮名: こころ)は、夏目漱石長編小説。漱石の代表作の一つ。1914年大正3年)4月20日から8月11日まで、『朝日新聞』で「心 先生の遺書」として連載され、同年9月20日岩波書店より漱石自身の装丁で刊行された[1][注 1]。なお、自費出版という形式ではあるが、この作品が岩波書店にとって出版社として発刊した最初の小説となった[3]。『彼岸過迄』『行人』に続く、後期3部作の最後の作品である。


注釈

  1. ^ 初版本の装丁は背表紙が「こゝろ」、収める箱の背は「心」、100年記念の特装版の題は、漱石が書いた序文の表記に合わせて、漢字ひと文字の「心」に決めた[2]。「漱石」というペンネームも言い間違いから生まれているようにへそ曲がりで、その根底には「正しさへの疑い」がある。
  2. ^ なお、序文では『心』と表記されているが、それ以外は全て「こゝろ」という表記で統一されている。序文の内容は、外部リンク『心』自序を参照。

出典

  1. ^ 『岩波書店七十年』(1987年3月27日、岩波書店発行)2頁。
  2. ^ 「フロントランナー 祖父江慎朝日新聞2014年9月27日
  3. ^ 岩波書店『岩波書店の八十年』1996年
  4. ^ 夏目漱石「こころ」20日から連載 月~金曜日のオピニオン面 朝日新聞連載100年”. 2014年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月閲覧。
  5. ^ 漱石没後100年、人気衰えず 書店で文庫フェア:日本経済新聞
  6. ^ 松本健一「二千万部売れた漱石『こゝろ』の謎」『新潮45』1994年12月号、198頁。


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