拗句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 14:00 UTC 版)
律句に対し、厳しい平仄の制約を満たさない句を拗句(ようく、おうく)といい、その通常の平仄に従わない字を「拗」という。拗に対しては、その句あるいは同じ聯の対になる句の適当な場所の平仄を調整し、バランスをとることがある。これを「救」という。 例えば、 ●●|●○|○●● という句は、第3字が拗であるが、 ○●|●○|○●● として、1字目の平仄を違えることでバランスをとるか、次の句も ●●|●○|○●● ○○|○●|●○◎ として同じく第3字を拗とすることで、救うことができる。 拗句を持つ詩を拗体(ようたい、おうたい)という。
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