超イオン伝導体とは? わかりやすく解説

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ちょうイオン‐でんどうたい〔テウ‐デンダウタイ〕【超イオン伝導体】

読み方:ちょういおんでんどうたい

融点より十分低い温度でもイオン伝導による電気伝導率溶融塩程度(1Ω−1m−1以上)に高い固体電解質高イオン伝導体超イオン導電体高イオン導電体


超イオン伝導体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/03 01:48 UTC 版)

超イオン伝導体(ちょうイオンでんどうたい、superionic conductor)または高イオン伝導体(こう—)はイオン結合性の高い化合物のうち、その化合物の融点より十分低い温度領域で高いイオン伝導率(イオン伝導度)を持つもの指す。この場合のイオン伝導率はおよそ 10−3 Ω−1・cm−1 である。超イオン導電体固体イオニックスとも呼ばれる。

20世紀初めごろの、ヨウ化銀 (AgI)、ヨウ化銅 (CuI) などのイオン伝導性に関する研究が最も初期のものである。イオン伝導性を担うもの(キャリア)にはその化合物を構成する陽イオン陰イオンのどちらかがなる(どちらかは化合物によって異なる)。また、同時に電子電気伝導に寄与する化合物もある。

ヨウ化銀の場合、420–828 K の温度範囲で超イオン伝導性を示す(828 K はヨウ化銀の融点)。この性質を示す結晶構造でのヨウ化銀(超イオン伝導相)は α-AgI といわれる。

燃料電池の電極材や電解質、センサーなどへの応用が研究されている。

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