情動脱力発作とは? わかりやすく解説

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じょうどう‐だつりょくほっさ〔ジヤウドウ‐〕【情動脱力発作】

読み方:じょうどうだつりょくほっさ

ナルコレプシー症状の一。感情強まったときに体の力が抜け支えられなくなる。通常一瞬のことで、意識は正常。カタプレキシー


情動脱力発作(じょうどうだつりょくほっさ)

泣いた怒った笑ったりなどの情動大きな変化契機として、発作的に全身の力が抜けてしまう症状で、ナルコレプシーの際に見られることが多い。

カタプレキシー

(情動脱力発作 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/12 13:33 UTC 版)

カタプレキシー
概要
診療科 神経学
分類および外部参照情報
ICD-10 G47.4
ICD-9-CM 347
DiseasesDB 16311
Patient UK カタプレキシー
MeSH D002385

カタプレキシーもしくはカタプレクシー(cataplexy)とは、喜怒哀楽、恐れや羞恥といった過度の情動刺激(感情の高ぶり)により発生する発作症状。日本語名で情動脱力発作ナルコレプシー(居眠り病)の患者が副症状としてカタプレキシーを併発するケースが多い。

症状

激しい情動を契機にレム睡眠の時と同様の「筋トーヌス(筋肉の緊張)消失」が起こる。なかでも喜びや幸福感、愛情といった「陽性の情動」によって引き起こされやすい。症状の程度はわずかに脱力感を覚えるほどの軽微なものから、崩れ落ちるように転倒してしまうといった重度な症状まで様々だが、長くても数分以内に収まる場合がほとんどである。ただし発作を抑えようと緊張することで断続的に発作が起こり、20~30分もの間身動きが取れない状況(重積状態)に陥るケースもある。発作の最中でも聴覚や意識等ははっきりしており、患者は周囲で何が起こったかを明晰に覚えている。

原因

現時点での明確な原因は不明であるが、ナルコレプシーによるカタプレキシーの併発患者は脳内の神経ペプチドの一つであるオレキシンが減少していることが判明している[1]

出典

  1. ^ 2007年8月 アメリカ睡眠医学アカデミー

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