データストライピング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 05:01 UTC 版)
「IBM General Parallel File System」の記事における「データストライピング」の解説
一般的に物理ディスクはネットワークに比べて遅いため、高いスループットを実現するためにはデータを複数のディスクにまたがってストライピングするのが有効である。GPFSはLVMに依存することなく、自身でデータのストライピングをサポートしている。GPFSは大きなファイルを複数の同じサイズのブロックに分割して保存する。典型的には一つのブロックは256k(設定によって16kから1M)である。大きなファイルを読み込むときに、GPFSは分散されたディスクからデータを並列にプリフェッチしてバッファに蓄積しておく。同様にバッファに蓄積されているアクセスされなくなった汚れた(書き換えられた)データを並列でディスクに書き戻す。よって一つのファイルへアクセスしたときのスループットは、データを保存する各ディスクの帯域幅の合計またはインターコネクトの帯域幅が上限となる。
※この「データストライピング」の解説は、「IBM General Parallel File System」の解説の一部です。
「データストライピング」を含む「IBM General Parallel File System」の記事については、「IBM General Parallel File System」の概要を参照ください。
- データ・ストライピングのページへのリンク