silver standardとは? わかりやすく解説

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銀本位制

(silver standard から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 05:56 UTC 版)

銀本位制(ぎんほんいせい、silver standard)とは、一国の貨幣制度の根幹を成す基準を銀と定め、その基礎となる貨幣、すなわち本位貨幣銀貨とし、これに自由鋳造、自由融解を認め、無制限通用力を与えた制度である。この場合、その国の通貨は一定量のの量を持って表すことができ、商品の価格も銀の価値を標準として表示される。


注釈

  1. ^ 70年に60ポンド台だったロンドン銀相場は5年ほどで56ポンド台、また5年ほどで51ポンド台となった。
  2. ^ 銅は、錫とともに1870年代に欧州ではおよそ枯渇してしまった。需要は多方面にわたるが、特に海底ケーブルは長さ・太さ・純度すべてがシビアに求められた。以降アフリカの開発が進む。20世紀初頭はユニオン・ミニエールが技術革新を積極的に導入し大規模に採掘した。日本も戦後に鉱山の閉鎖があいつぎ、アフリカへ古河財閥などが進出している。
  3. ^ 1901-1905年だけは、同様に5年刻みの前後期間に比べてアメリカは銀産出量が1/3以下に抑えられた[6]

出典

  1. ^ 兼岩正夫 『封建制社会 新書西洋史3』 講談社現代新書 1973年 p.87.
  2. ^ 兼岩正夫 『封建制社会』 p.87.
  3. ^ a b c H. C. Carpenter and C. Gilbert "Report on the World's Production of Silver", Appendix XXX to the Report of the Committee to euquire into Indian Exchange and Currency, 1919 (Babington Smith Committee), 1920, Vol. XIV (Cmd.529) p.756.
  4. ^ 井村薫雄 『支那の為替と金銀』 上海出版協会 1923年 pp.250-251.
  5. ^ J. H. クラパム著 林達監訳 『フランス・ドイツの経済発展 1815-1914年』 学文社 1976年 p.429.
  6. ^ 前掲 『支那の為替と金銀』 p.258.
  7. ^ 蠟山芳郎 『岩波小辞典 国際問題』 第二版 岩波書店 1977年 pp.206-207.
  8. ^ 三上隆三 『江戸の貨幣物語』 東洋経済新報社、1996年
  9. ^ 『日本の貨幣-収集の手引き-』 日本貨幣商協同組合、1998年
  10. ^ 『明治大正財政史(第13巻)通貨・預金部資金』 大蔵省編纂、1939年


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