死役所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 死役所の意味・解説 

死役所

(shiyakusho から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 18:53 UTC 版)

死役所』(しやくしょ)は、あずみきしによる日本漫画作品。『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて、2013年11月号から連載中[2]。2018年6月号から2024年5月号までは『月刊コミックバンチ』の誌名で、同誌が最終号を迎えた後は『コミックバンチKai』へ移籍して、2024年4月26日から連載されている[3][4][1]。2024年3月時点で累計部数は670万部を突破している[5]


注釈

  1. ^ 継父の名前は原作で既に、牛尾崇が落とした書類に書かれている。
  2. ^ しかし、どちらも「聞かれなかった」、「汚れていたから拭いただけ」と、はぐらかしている。なお、正平の地獄行きはあくまで、ニシ川とハヤシの考察に過ぎず、必ずしもそうなるとは限らない。
  3. ^ しかし初期はミチルが片思いしていた大学のサークルの同級生が、その先輩の彼氏であることを悪気もなくあっさりばらしたことで、シ村の共感作戦を台無しにし彼女がシ役所に居座る原因を作ってしまっている。
  4. ^ ミチルに「お兄さん、どこかで見たような?」と聞かれた時、「ある意味、有名人っすから」と答えている。
  5. ^ 林の年齢は事件当時21歳で、誕生日を迎えていない可能性もある。また、死刑執行のタイミングは前後するため、2人の享年は不明。
  6. ^ 「ら行」が「だ行」になっている。
  7. ^ 名前の字体が「靜佳」と原作は旧字体であるがドラマの人生史は新字体になっている。
  8. ^ ドラマ版は「14年7か月と14日」なので、享年14で学年も中学2年生か3年生。
  9. ^ 実母の名前はドラマ化により設定され、漢字表記は文字多重放送から。
  10. ^ ドラマ版では太一による回想で実母・恵子[注釈 9]が正平を紹介しているが、その内容は初対面で「今日から新しいお父さんになる人」さらには「名字も変わる」という、太一にとっては完全に藪から棒であり、それより前に彼の人生史をシ村が読み上げるシーンでは「恵子の再婚は太一が自殺する1年前」となっており、義理の父子になって日が浅いことも相まって、太一の正平に対する複雑な感情が如何にして生まれたかが解るようになっている(そのため、継父のことを最初から「お義父さん」と呼んでいた原作とは異なり、彼の想いをシ村が考察するまで「あの人」と呼んでいた)。
  11. ^ 原作の作中では「あしたのわたし」(作・やまわき りえこ)という絵本(※架空の絵本だが、後にあずみきし作として実際に出版された)を愛読している。
  12. ^ 母親に「悪い子だね、反省してな」といわれ長丁場になってしまった理由は、原作ではおもらしだが、ドラマ版では保育園から虐待の疑いをかけられたのは、凜が保育士たちに余計なことを話したからだろうという、非常に自分勝手な思い込みが原因になっており、しかも彼女が必死で否定しているにもかかわらず、一切聞く耳を持たず無視している。
  13. ^ これはイシ間の願いが別の形で叶い、ニシ川とシ村それぞれの言葉「ここ(シ役所)は何1つ変化なんか起きない」、「花が咲かないという条例はありませんからねぇ」が覆り、現実となった。
  14. ^ 同話終盤で、芸人・佐尾高慈からのサインに「康大くんへ」と書いてある。読み方不明。なお、原作でこの役割はハヤシ本人である。
  15. ^ そのため、原作とは逆にシ村はイシ間を老衰課に連連れて行っている。
  16. ^ シ村からミチの最期を聞いて号泣したイシ間に対し「伯父ちゃん、また泣いてる!」と笑い、彼の「だって、お前…あんなことがあったのによぉ」という返しに「何のこと?」と聞くかの様にきょとん顔になっている。
  17. ^ そのため、老衰課職員が「名前が違う!」と困惑するが、シ村が代筆している。また、過去のトラウマについても、認知症のお陰で綺麗さっぱり忘れていることが明確になっている[注釈 16]
  18. ^ ドラマ版では、彼女持ちと明言されていない。
  19. ^ ドラマ版ではこれに、自分の人生全てを受け入れた上で名前を記述して初めて、善ある者は天国へ行き、生まれ変われる。という設定になっている。
  20. ^ 原作では実在するが、ドラマ版では架空の名称になっている。
  21. ^ 坂浦とは原作でも交流している。
  22. ^ ドラマ版では、修斗の弟・恭平の医大合格祝いが行われており、修斗は家族から「来年から大学4年」と言われ、それから1年たったという描写がないため、大学3年生。
  23. ^ その弟も兄を見下しており、思いやる言動も全くなく「シュウ」と呼び捨てで呼ぶ。
  24. ^ 原作では目を開き、ドラマ版ではさらに怒鳴っている。
  25. ^ なお兎之は、乗用車では1番安全な運転席の真後ろかつシートベルトを着用した上で座っていた(逆に、交通事故がおきた場合、最も被害が受けるとされる助手席にシートベルト未着用で座っていた華音の遺体は、頭部が粉砕していた)。
  26. ^ 「デッドオアコント」司会者として本人役で出演、劇中のお笑い監修も担当。塙も含む芸人たちはマセキ芸能社所属。
  27. ^ カニすべからくのネタ作りも担当[49]
  28. ^ 当時マセキユース所属。2020年8月解散[50]
  29. ^ 第2話は特別番組「祝・ホークス日本一SP 歓喜の鷹戦士!!」放送のため、25日3:00(24日深夜)に延期[56]
  30. ^ 2話連続放送。なお、2020年4月25日(24日深夜)は『朝まで生テレビ!』放送のため休止。

出典

  1. ^ a b 死役所 第125話 弟”. コミックバンチKai. 新潮社 (2024年4月26日). 2024年5月1日閲覧。
  2. ^ a b “「GANGSTA.」コースケの新連載プロローグがバンチに登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年9月21日). https://natalie.mu/comic/news/99887 2022年7月21日閲覧。 
  3. ^ “@バンチが“@”を取って新装刊、最終号で「BTOOOM!」が足掛け9年の連載に幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月20日). https://natalie.mu/comic/news/274410 2024年3月21日閲覧。 
  4. ^ “月刊コミックバンチがWeb雑誌・コミックバンチKaiにリニューアル、4月26日オープン”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年3月21日). https://natalie.mu/comic/news/565883 2024年3月21日閲覧。 
  5. ^ 『月刊コミックバンチ』2024年5月号、新潮社、2024年3月21日。 表紙より。
  6. ^ a b c “話題の漫画『死役所』、テレ東で初映像化 シ村役は松岡昌宏「ある種新しい境地」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年8月20日). https://www.oricon.co.jp/news/2142635/full/ 2019年8月20日閲覧。 
  7. ^ a b c 待望の映像化「死役所」で松岡昌宏がテレビ東京ドラマ初主演!”. テレ東プラス. テレビ東京 (2019年8月20日). 2019年8月20日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 「死役所」が約11分のアニメに!子安武人がシ村役、作中絵本も電子書籍化(動画あり)”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年2月9日). 2022年2月10日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g 松岡昌宏主演『死役所』少年忍者・織山尚大が第1話にゲスト出演”. ORICON STYLE (2019年10月3日). 2019年10月3日閲覧。
  10. ^ どのような罪を犯したのかは作中では明言されていないが、涼子がシ村に対して「猫をいじめている子供を止めようとして」と彼に前科の事を語っている場面があるが詳細な事件内容は不明。
  11. ^ 工場の待遇(従業員曰く、低賃金で重労働、保険にも入れないで、私腹ばかり肥やす金に汚い守銭奴)に不満を持った工場の従業員達(涼子を除く)が結託して、高齢な男性社員(通称・ろくさん)が鉄板をわざと落として業務中の事故に見せかけて社長を殺害する計画を立てたが、この計画を知らなかった涼子が社長を庇ったために涼子が亡くなってしまった事を従業員達が語っているが、涼子は特に待遇に不満を持っている様子はなく、むしろ感謝していた事から涼子以外の従業員達が社長を逆恨みしたと思われる。
  12. ^ 左目の視力はかすかにあり、ハヤシが持っていた「アヒルロード」の本にサインをする事は出来ている。
  13. ^ 塙の死は失明した事により漫画が描けなくなった事を悲観しての自殺と報道されてしまい、世間や周囲からも塙の死因は自殺であると印象づけられていたが、彼が作画を担当していた「アヒルロード」の原作者の戸川アランは塙とは面識が無いながらも、「(塙は)自殺をするような人物ではない」と編集担当の社員に対して語っている。
  14. ^ 生前に妻と親しくしてくれた人達への感謝のために、妻の得意料理であった肉まんを妻が残したレシピを見ながら作って妻の友人に渡したり、グラウンドゴルフに参加するなど決して悪い人ではないのだが、つい余計な事を言ってしまい人間関係を悪化させてしまった。
  15. ^ 『死役所』原作者あずみきし氏インタビュー「どの話も思い入れがある」”. PlusParavi. U-NEXT (2019年11月20日). 2024年6月3日閲覧。
  16. ^ “【マンガランキング】1位は大人気「ワンピース」、8位に「死役所」が初登場”. music.jpニュース. (2017年3月8日). https://music-book.jp/comic/news/news/137590 2019年8月20日閲覧。 
  17. ^ “「死役所」が1位を獲得! 2017年上半期マンガランキング”. 日刊ビビビ. (2017年8月8日). http://www.n-bibibi.com/archives/559 2019年8月20日閲覧。 
  18. ^ 大分在住漫画家あずみきし先生著『死役所』”. ANCHORS(アンカーズ)ブログ (2017年4月1日). 2019年8月20日閲覧。
  19. ^ デイリー新潮 [@dailyshincho] (2017年2月16日). "広瀬アリス、『 #死役所 』に号泣 "電子より紙派"のマンガ愛を語る t.co/9cxbdm5KCL #広瀬アリス の自宅がトーク番組「 #おしゃれイズム 」(日テレ系)で公開されたのだが、そこはワンダーランドならぬ、マンガランドと評判に――". X(旧Twitter)より2019年8月20日閲覧 [信頼性要検証]
  20. ^ “事務所も認めた?”オタクキャラ”広瀬アリスに発覚した熱愛報道の罪”. デイリーニュースオンライン (株式会社gift). (2017年2月9日). http://dailynewsonline.jp/article/1271901/ 2019年8月20日閲覧。 
  21. ^ しゃべりのプロ「声優」が「怪談」に挑む 2夜連続放送”. オリコンニュース. オリコン (2019年8月13日). 2019年8月15日閲覧。
  22. ^ あずみきし『死役所 1巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  23. ^ あずみきし『死役所 2巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  24. ^ あずみきし『死役所 3巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  25. ^ あずみきし『死役所 4巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  26. ^ あずみきし『死役所 5巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  27. ^ あずみきし『死役所 6巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  28. ^ あずみきし『死役所 7巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  29. ^ あずみきし『死役所 8巻』”. 新潮社. 2017年5月8日閲覧。
  30. ^ あずみきし『死役所 9巻』”. 新潮社. 2017年8月9日閲覧。
  31. ^ あずみきし『死役所 10巻』”. 新潮社. 2018年1月9日閲覧。
  32. ^ あずみきし『死役所 11巻』”. 新潮社. 2018年6月9日閲覧。
  33. ^ あずみきし『死役所 12巻』”. 新潮社. 2018年11月9日閲覧。
  34. ^ あずみきし『死役所 13巻』”. 新潮社. 2019年4月9日閲覧。
  35. ^ あずみきし『死役所 14巻』”. 新潮社. 2019年10月9日閲覧。
  36. ^ あずみきし『死役所 15巻』”. 新潮社. 2020年2月7日閲覧。
  37. ^ あずみきし『死役所 16巻』”. 新潮社. 2020年6月9日閲覧。
  38. ^ あずみきし『死役所 17巻』”. 新潮社. 2020年11月9日閲覧。
  39. ^ あずみきし『死役所 18巻』”. 新潮社. 2021年4月9日閲覧。
  40. ^ あずみきし『死役所 19巻』”. 新潮社. 2021年9月9日閲覧。
  41. ^ あずみきし『死役所 20巻』”. 新潮社. 2022年2月9日閲覧。
  42. ^ あずみきし『死役所 21巻』”. 新潮社. 2022年7月21日閲覧。
  43. ^ あずみきし『死役所 22巻』”. 新潮社. 2022年12月8日閲覧。
  44. ^ あずみきし『死役所 23巻』”. 新潮社. 2023年5月9日閲覧。
  45. ^ あずみきし『死役所 24巻』”. 新潮社. 2023年10月8日閲覧。
  46. ^ あずみきし『死役所 25巻』”. 新潮社. 2024年4月9日閲覧。
  47. ^ a b c d “松岡昌宏のドラマ「死役所」に黒島結菜、清原翔、松本まりか、でんでん出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2019年9月19日). https://natalie.mu/eiga/news/348072 2019年9月19日閲覧。 
  48. ^ “死役所ドラマ第1話「自殺ですね?」”. ザテレビジョン. (2019年10月16日). https://thetv.jp/program/0000963107/1/ 2019年10月17日閲覧。 
  49. ^ 重岡大毅が「死役所」でお笑い芸人役! お笑い監修のナイツ・塙も称賛!!”. インターネットTVガイド (2019年10月29日). 2019年11月24日閲覧。
  50. ^ マセキ芸能社公式 [@maseki_official] (2020年8月24日). "この度、弊社マセキユース所属の「フェー」は本日付けで解散いたしましたことをご報告させて頂きます。". X(旧Twitter)より2022年3月4日閲覧
  51. ^ “死役所:第7話 でんでん“イシ間”の過去が明らかに”. MANTANWEB (MANTAN). (2019年11月27日). https://mantan-web.jp/article/20191126dog00m200031000c.html 2019年11月27日閲覧。 
  52. ^ a b c “死役所:第9話、第10話ゲストに濱田龍臣ら 安達祐実が“シ村”松岡昌宏の妻に”. まんたんウェブ (MANTAN). (2019年11月27日). https://mantan-web.jp/article/20191126dog00m200051000c.html 2019年11月27日閲覧。 
  53. ^ 死役所 - U-NEXT
  54. ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。
  55. ^ “V6・井ノ原『特捜9』が首位、木村『グランメゾン』2位でワーストは……? ジャニドラマ年間視聴率ランク2019”. サイゾーウーマン (サイゾー). (2020年1月7日). https://www.cyzowoman.com/2020/01/post_264641_1.html 2020年3月13日閲覧。 
  56. ^ テレQ 7ch(TVQ九州放送) [@tvq_digital7] (2019年10月23日). "本日深夜放送を予定しておりましたドラマホリック!『#死役所』は翌24日深夜3:00から放送いたします..." X(旧Twitter)より2019年10月23日閲覧


「死役所」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「死役所」の関連用語

死役所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



死役所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの死役所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS