rawインターフェース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 01:31 UTC 版)
「Berkeley Packet Filter」の記事における「rawインターフェース」の解説
BPFは、ネットワークインターフェイスにバインドできる疑似デバイスを提供する。疑似デバイスからの読み取りは、ネットワークインターフェイスで受信したパケットが保持されたバッファーの読み取りになり、疑似デバイスへの書き込みは、ネットワークインターフェイスへのパケットの挿入になる。 2007年、 Robert WatsonとChristian Peronは、FreeBSDオペレーティングシステムのBPF実装にゼロコピー・バッファ(英語版)拡張を追加した。これにより、デバイスドライバの割り込みハンドラーのカーネルパケットキャプチャが、要件を回避するためにユーザープロセスメモリに直接書き込むことができるようになった。これは、BPFデバイスを介して受信したすべてのパケットデータに対して2つのコピーが必要になるのを回避するためである。1つのコピーがユーザープロセスの受信パスに残るが、これにより、さまざまなBPFデバイスコンシューマーの独立性が維持され、完全なパケットデータをコピーするのではなく、ヘッダーをBPFバッファーにパッキングできるようになる。
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