p-ニトロフェニルリン酸とは? わかりやすく解説

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p-ニトロフェニルリン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 14:58 UTC 版)

p-ニトロフェニルリン酸
識別情報
CAS登録番号 330-13-2 
PubChem 378
ChemSpider 369 
ChEBI
ChEMBL CHEMBL24231 
特性
化学式 C6H6NO6P
モル質量 219.09
関連する物質
関連物質 パラオキソン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

p-ニトロフェニルリン酸(英語:p-Nitrophenylphosphate、pNPP)は、ELISA分光測色法で用いられるアルカリおよび酸ホスファターゼに対する非タンパク性の発色基質である[1]ホスファターゼはpNPPの加水分解を触媒し、無機化合物のリン酸と共役塩基のp-ニトロフェノール (pNP)を生成する。生成するフェノールは黄色で、波長405nmに吸収極大がある[2]。この性質を利用してアルカリホスファターゼ(AP)やプロテインチロシンホスファターゼ(PTP)など様々なホスファターゼの活性を測ることができる この物質は光に弱いため、光が当たらないように保管し、反応させなければならない。適切な保管温度は-20°Cである[3]

脚注

  1. ^ Lorenz, Ulrike (2017-05-07). “Protein Tyrosine Phosphatase Assays”. Current Protocols in Immunology 91 (1): 11.7.1-12. doi:10.1002/0471142735.im1107s93. ISBN 978-0471142737. PMC 3097125. PMID 21462163. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3097125/. 
  2. ^ MacKintosh, C. (1993). In D.G. Hardie (Ed.). Protein Phosphorylation: A Practical Approach. 221. New York: IRL Press.
  3. ^ New England Biolabs. “p-Nitrophenyl Phosphate (PNPP) - NEB”. www.NEB.com. 2017年10月29日閲覧。

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