ニッケルクロム鋼とは? わかりやすく解説

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ニッケルクロム鋼

英語 nickel-chromium steel

肉厚の厚い(質量大きい)部品に対して心部まで焼き入れができるように、すなわち焼入れ性向上させるためにニッケルクロム含有させた鋼である。大別して炭素量が0.2%以下の浸炭焼入れ使用される肌焼き鋼と、炭素量が0.3%以上の焼入れ焼もどし施し使用する強靭鋼がある。この鋼は白点生じやすいので鍛造圧延時には注意が必要である。また焼きもどしもろさが著しいので、焼きもどし後に急冷しなければならない。この鋼は高価なニッケルを含むためクロム鋼クロムモリブデン鋼置き換えられ用途減りつつある。焼入れ性はSNCM鋼>SCM鋼>SNC鋼>SCr鋼の順となる。

参照 浸炭焼入れ
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。




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