1,3‐フェニレンラジカル
分子式: | C6H4 |
その他の名称: | Benzene-1,3-diylradical、1,3-Phenyleneradical、m-ベンザイン、m-benzyne、m-Phenyleneradical、(1,3-Benzenediyl)radical |
体系名: | (1,3,5-シクロヘキサトリエン-1,3-ジイル)ラジカル、ベンゼン-1,3-ジイルラジカル、1,3-フェニレンラジカル、m-フェニレンラジカル、(1,3-ベンゼンジイル)ラジカル |
ビシクロ[3.1.0]ヘキサ-1,3,5-トリエン
m-ベンザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/30 19:23 UTC 版)
m-ベンザインの存在は1963年から1965年にかけて行なわれた1,3-ジヨードベンゼンやm-ベンゼンジアゾニウムカルボキシラートの熱分解生成物の研究で提案された。 スペクトルによる確認がはじめてなされたのは1992年で、3-ジアゾ-6-オキソシクロヘキサ-1,4-ジエン-1-カルボン酸を光分解して生成した2,4-ジデヒドロフェノールをマトリックス単離法で単離して赤外吸収スペクトルで確認している。無置換のm-ベンザインは1996年にイソフタル酸と酢酸の混合過酸化物の熱分解物を10Kのアルゴン中にトラップして、赤外吸収スペクトルにより確認された。 m-ベンザインは開環して1,5-ヘキサジイン-3-エンへと異性化する。これはp-ベンザインにも見られる反応であるが、異性化がp-ベンザインを経ているかどうかは議論の対象となっている。
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