ジギトニン
分子式: | C56H92O29 |
その他の名称: | ジギチン、ジギトニン、Digitin、Digitonin、[(25R)-2α,15β-Dihydroxy-5α-spirostan-3β-yl]4-O-[2-O-[3-O-(β-D-glucopyranosyl)-β-D-galactopyranosyl]-3-O-(β-D-xylopyranosyl)-β-D-glucopyranosyl]-β-D-galactopyranoside |
体系名: | [(25R)-2α,15β-ジヒドロキシ-5α-スピロスタン-3β-イル]4-O-[2-O-[3-O-(β-D-グルコピラノシル)-β-D-ガラクトピラノシル]-3-O-(β-D-キシロピラノシル)-β-D-グルコピラノシル]-β-D-ガラクトピラノシド |
ジギトニン
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 13:46 UTC 版)
ジギトニン | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 11024-24-1 |
KEGG | C00765 |
特性 | |
化学式 | C56H92O29 |
モル質量 | 1229.31 |
外観 | 白色粉末 |
融点 | 230–240 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジギトニン (digitonin) とは、ジギタリスの一種、Digitalis purpurea に含まれる配糖体の一種。アグリコン部位はジギトゲニンで、5個の糖ユニットと結びついている。
脂溶性部位のステロイド構造と親水性部位の糖部位をあわせ持つことから、界面活性剤として脂質を効果的に水に溶かすことができる。その特徴を生かし、生化学の研究において生体膜に関する応用がなされる。たとえば、膜タンパクの可溶化や、コレステロールの沈降、細胞膜の透過化などといった処理に用いられる。
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