cosMo (日本のミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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cosMo (日本のミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/16 12:10 UTC 版)

cosMo
基本情報
別名 cosMo@暴走P、暴走P
出生 1986年4月6日(24歳)[1]
血液型 A型[1]
ジャンル 作曲家、作詞家
公式サイト http://chemsys.cc/
著名使用楽器
初音ミク鏡音リン・レン

cosMo(コスモ、1986年4月6日 -)は、日本男性ミュージシャン。主にインターネット上で歌声合成ソフト「初音ミク」をボーカルに用いた楽曲を発表している。暴走Pとも呼ばれ、それらをつなげたcosMo@暴走P(コスモアットぼうそうピー)という名義も使う。 血液型はA型。

目次

概要

cosMoはVOCALOID2初音ミクのブームの黎明期から活躍するクリエイターの一人である[2]。あえて人間らしい歌にすることにはこだわらず、高いテンポと高速でまくし立てるストーリー性のある歌詞などを特徴とする[3][2]。歌詞の多くは「孤独はいやだ」といったようなテーマとなっているという[1]。元々イラストレーターを目指していたこともあり、曲を動画で発表する際のイラストも自ら手がける[3]

音楽は6歳から16歳までピアノを学び[4]、大学時代に曲を作り始めmuzieにてインストルメンタル曲の発表を行う[1]。作曲は独学だったという[5]。初音ミクについては同じmuzieで活動していたOSTER projectが使用しているのを見たことをきっかけに興味を持ち、2007年10月よりニコニコ動画での楽曲発表を行い人気を集めるようになった[1]。元々cosMoの名前で活動しており暴走Pという名前はニコニコ動画で2曲目に発表した「初音ミクの暴走」からつけられたものである[1](Pはプロデューサーの略)。ニコニコ動画での楽曲発表や自主制作CDのリリースを行うとともに[6]、2009年に女性歌手真優チップチューンのミュージシャンヒゲドライバーとのコラボレートアルバムをLOiDよりリリース。2010年にはデッドボールPから勧められたことをきっかけにメジャーデビューアルバム『初音ミクの消失』をEXIT TUNESよりリリースした[2]

商業作品

オリジナルアルバム

コラボレーションアルバム

  • 『少女の空想庭園+』(LOiD、2009年3月25日発売)
    • 「cosMo × 真優」名義で発売。女性歌手真優とのコラボレーションで、過去にVOCALOIDを用いて発表し、2008年末にリリースした自主制作CD『少女の空想庭園』にも収録した曲のカバー6曲と、書き下ろし5曲を収録している[7][6]。歌唱はVOCALOIDではなく真優が担当している。
    1. Prologue1 少女の空想庭園
    2. Story1 恋泥棒とレモン色の月
    3. Story2 ネコとピアノとファンタジィ
    4. Story3 トゥインクル・トゥインクル・プリンセス
    5. Story4 放射系魔法少女ラジカルペイント・アグレシヴ
    6. Prologue2 園庭想空の女少(アンチ・ザ・ファンタジックガーデン)
    7. Story1 ループする初恋
    8. Story2 月明・昂揚・乱舞
    9. Story3 深海の街
    10. Story4 Θ
    11. Epilogue ストーリィ×テラー
  • 『コスモドライバー∞UP』(LOiD、2009年10月28日発売)
    • 「コスモドライバー」名義で発売。チップチューンを手がけるミュージシャンヒゲドライバーとのコラボレーションで、互いの曲をアレンジし収録している[4]。一部トラックで、cosMo自身が歌唱に参加している。
    1. マイティボンジャック (Hey! speed Remix)
    2. 0 -zero-
    3. もえもえファンタジー
    4. COSMO BEAT
    5. mono-noke
    6. スーパーコスモドライバーブラザーズ・ステージ255BGM
    7. rakugaki.exe(ラクガキスト)
    8. 覚醒フィールド
    9. Slash'n'Burn
    10. コスモドライバー昇天なう -GAME OVER-
    11. さらば人類
    12. コスモドライバーの消失 (Bonus track)

楽曲提供

CD

  • EXIT TUNES PRESENTS Vocarhythm feat.初音ミク』(EXIT TUNES、2009年3月4日発売)
    • 初音ミクを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「初音ミクの消失」、「∞」を提供。
  • 『LOiD-01 -LOiD's LOGiC-』(LOiD、2009年7月8日発売)
    • ネット上で活躍するクリエイターの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム。「アカツキシアタ」を提供。
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova』(EXIT TUNES、2009年12月2日発売)
    • ネットで人気のミュージシャンの楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「R‐18」を提供。
  • EXIT TUNES PRESENTS Vocalolegend feat.初音ミク』(EXIT TUNES、2010年1月20日発売)
    • VOCALOIDを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。irohaの「炉心融解」のアレンジ「炉心融解(Hard-R.K.mix)」を提供。
  • 『LOiD-02 -postrock- LOiD's MiND』(LOiD、2010年3月17日発売)
    • VOCALOIDプロデューサーの曲を集めたコンピレーション・アルバム。「有機生命体進化論-オルガニックシアタ-」を提供。
  • 『EXIT TUNES PRESENTS SUPER PRODUCERS BEAT MIXED BY Ryu☆』(EXIT TUNES、2010年4月7日発売)
    • Ryu☆(中原龍太郎)によるリミックスアルバム。「初音ミクの消失」のRyu☆によるアレンジ「ミクの消失(Hommarju Remix)」を収録。
  • EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis feat.初音ミク』(EXIT TUNES、2010年5月19日発売)
    • VOCALOIDを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「初音ミクの暴走 -Full ver.-」を提供。
  • 『なないろ』(TEAM Entertainment、2010年5月19日発売)
    • 茶太のオリジナルアルバム。収録曲「恋する☆乙女」を作曲。
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova 3』(EXIT TUNES、2010年7月7日発売)
    • ネットで人気のミュージシャンの楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「分裂→破壊」を提供。
  • 初音ミク -Project DIVA- 2nd NONSTOP MIX COLLECTION』( ソニー・ミュージックダイレクト、2010年7月28日発売)
    • プレイステーション・ポータブル用リズムアクションゲームソフト『初音ミク -Project DIVA- 2nd』の公式コンピレーションアルバム。ゲームに提供した「初音ミクの激唱」のリミックスを収録。
  • EXIT TUNES PRESENTS Vocaloanthems feat.初音ミク』(EXIT TUNES、2010年9月15日発売)
    • VOCALOIDを用いた楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「鏡音レンの暴走」とデッドボールPとの合作による「ひとりかくれんぼ」を提供。
  • 『脳・内・再・醒〜ecphoric dance〜』(Sham.Studio、2010年9月15日発売)
    • MOSAIC.WAVのシングル。表題曲「脳・内・再・醒〜ecphoric dance〜」を作曲。
  • 『EXIT TUNES PRESENTS Supernova 4』(EXIT TUNES、2010年12月15日発売)
    • ネットで人気のミュージシャンの楽曲を収録したコンピレーション・アルバム。「廃都アトリエスタにて」を提供。

ゲーム

  • 初音ミク -Project DIVA-』(セガ、2009年7月2日発売)
  • 『初音ミク -Project DIVA- 2nd』(セガ、2010年7月29日発売)
    • 『初音ミク -Project DIVA-』の第2弾で、ゲーム内に使用される楽曲として「初音ミクの激唱」を提供。2010年9月30日より追加楽曲として「初音ミクの消失」の配信も行われている[8]

脚注

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  1. ^ a b c d e f “初音ミクの暴走のルーツは「らき☆すた」?  ハイスピードでハイテンションな楽曲でおなじみ、cosMo@暴走Pインタビュー”. アニメ!アニメ! (アニメアニメジャパン). (2009年7月21日). http://animeanime.jp/interview/vocalo1.html 2010年8月10日閲覧。 
  2. ^ a b c “cosMo@暴走P、コンセプトアルバム『初音ミクの消失』リリース”. BARKS (ITmedia). (2010年8月2日). http://www.barks.jp/news/?id=1000063103 2010年8月10日閲覧。 
  3. ^ a b 本多らな 『初音ミク・名曲ガイド』 ヤマハミュージックメディア、2009年、90頁。ISBN 978-4-636-84684-3
  4. ^ a b “ミク作家と8bit職人が組んだ、コスモドライバーがデビュー!”. ASCII.jp (アスキー・メディアワークス). (2009年10月31日). http://ascii.jp/elem/000/000/472/472428/ 2010年8月10日閲覧。 
  5. ^ 『VOCALOIDをたのしもう』 ヤマハミュージックメディア、2008年、34頁。ISBN 978-4-636-83762-9
  6. ^ a b “「初音ミク」で再生数130万回突破のcosMoが、生身の歌手を初プロデュース”. BARKS (ITmedia). (2009年3月23日). http://www.barks.jp/news/?id=1000048085 2010-12-5閲覧。 
  7. ^ “初音ミクと歌手の距離は――cosMo×真優特別対談”. ASCII.jp (アスキー・メディアワークス). (2009年3月25日). http://ascii.jp/elem/000/000/404/404483/ 2010年11月27日閲覧。 
  8. ^ “セガ、PSP「初音ミク -Project DIVA- 2nd」追加楽曲第1弾を配信開始 「初音ミクの消失」と「StargazeR」”. GAME Watch (インプレス). (2010年9月30日). http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100930_397127.html 2010年9月30日閲覧。 

関連項目

外部リンク




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