聴覚脳幹誘発電位
別表記:ABR、BAEP、聴性脳幹反応
英語:auditory brainstem response、brainstem auditory evoked potentials
聴覚刺激によって脳内で誘発される電位の一種。ドン・ジューエットらが1970年に、ネコを用いた実験で初めて確認した。聴覚脳幹誘発電位を測定する脳波聴力検査(ABR検査)が、臨床検査として広く行われている。脳波聴力検査とは、クリック音刺激によって聴覚脳幹誘発電位を発生させ、電気波形を導出することで、電位の有無または程度を測定する検査である。聴力障害の判定、脳死の判定、脳内の病巣の位置推定などに用いられている。
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