おおいぬのふぐり (大犬の陰嚢)
●ヨーロッパが原産です。わが国へは、明治時代の初めに渡来し、いまでは各地でごくふつうに見ることができます。2月から6月ごろ、小さなコバルトブルーの花を咲かせます。離弁花のように見えるますが合弁花です。名前は、果実のかたちが犬の陰嚢(ふぐり)に似ていることから。在来種の「いぬのふぐり(Veronica didyma var. lilacina)」は、ほとんど見ることができなくなりました。
●ゴマノハグサ科クワガタソウ属の二年草で、学名は Veronica persica。英名は Persian speedwell、Bird's-eye。
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大犬陰嚢
オオイヌノフグリ
(Veronica persica から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 13:35 UTC 版)
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名:Veronica persica)は、オオバコ科[2]クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。特に、湿ったところで多く見られる。別名「星の瞳」ともよばれる[3]。中国名は、阿拉伯婆婆納[1]。
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Veronica persica Poir. オオイヌノフグリ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年6月11日閲覧。
- ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、217頁。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c d e 亀田龍吉 2019, p. 4.
- ^ a b 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本:handy & color illustrated book:収録数550種超!』秀和システム、2006年。ISBN 4-7980-1485-0。
- ^ a b c 多田多恵子「早春の青い花の秘めた知恵」
- ^ 鶴内孝之「フラサバソウとオオイヌノフグリの生殖生態」85 - 86頁。
- ^ 鶴内孝之「フラサバソウトオオイヌノフグリの生殖生態」85-89頁。
- ^ 鶴内孝之「フラサバソウとオオイヌノフグリの生殖生態」87頁。
- ^ a b 国立環境研究所. “オオイヌノフグリ”. 侵入生物データベース ―外来種/移入種/帰化動植物情報のポータルサイト―. 2012年8月16日閲覧。
- ^ 鶴打孝之「フラサバソウとオオイヌノフグリの生殖生態」85頁。1887年とするのは国立環境研究所『侵入生物データベース』「オオイヌノフグリ」。
- 1 オオイヌノフグリとは
- 2 オオイヌノフグリの概要
- 3 近縁種
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