ティモールブンチョウとは? わかりやすく解説

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ティモールブンチョウ

(Timor sparrow から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 05:12 UTC 版)

ティモールブンチョウ
ティモールブンチョウ Padda fuscata
保全状況評価[1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: カエデチョウ科 Estrildidae
: ブンチョウ属 Padda
: ティモールブンチョウ
学名
Padda fuscata
和名
ティモールブンチョウ
英名
Timor sparrow

ティモールブンチョウチモールブンチョウとも、Padda fuscata)は、鳥綱スズメ目カエデチョウ科ブンチョウ属に分類される鳥類である。

分布

ティモール島ロテ島、セマウ島などに生息している[1]

生息地域が破壊されたり販売用に乱獲されたりして、個体数が急減し2016年にはレッドリストでの準絶滅危惧に指定されている[2]

形態

全長はおよそ14cm前後で、ブンチョウよりも小型。全体的に濃い茶色であり、腹部は白い。頬毛は近縁種であるブンチョウと同様に白い。嘴は銀青色である。

そのため、しばしばブンチョウグレースケール化したような色と形容される。

性的二形は見られず、見た目によって雌雄を判別することは困難。

かつてはブンチョウと同じだと考えられていたが、別種であることが判り分類された。

生態

やぶの点在する低地や草地に生息し、主に植物の種子を主食としている。

雌は5個前後の卵を産み、それらは2週間ほどで孵化する。ブンチョウなどと同じように、雌雄ともに雛を養う。

近縁種であるブンチョウとの異種交配に成功した事例がある[3]

人間との関わり

ごくまれに飼育用に輸入されるが、見かける機会は殆どない。

ストレスに弱く、飼育難易度は高い。また人為的な繁殖も試みられているが成功例が少なく、実用的なペットとなるには至っていない。

脚注

  1. ^ [Timor Dusky Sparrow チモール文鳥とは]”. www.timor-sparrow.net. 2023年9月5日閲覧。
  2. ^ IUCN レッドリスト”. 2023年9月5日閲覧。
  3. ^ [Timor Dusky Sparrow My birds (java sparrow)]”. www.timor-sparrow.net. 2023年9月5日閲覧。



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