Tim Spicerとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Tim Spicerの意味・解説 

ティム・スパイサー

(Tim Spicer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/09 06:59 UTC 版)

ティム・スパイサー
Tim spicer
生誕 1952年(65–66歳)
イングランドオールダーショット
所属組織 スコッツガーズ
最終階級 中佐
除隊後 複数の民間軍事会社を経営
テンプレートを表示

ティム・スパイサー(Tim Spicer, 1952年 - )は、元イギリス陸軍中佐。サンドライン・インターナショナルイージス・ディフェンス・サービシーズの設立者。サンドハースト王立陸軍士官学校卒業。

経歴

イギリス陸軍に20年間在籍しており、スコッツガーズの士官として北アイルランド問題フォークランド紛争湾岸戦争に関する任務にあたっていた。一部報道ではSAS(特殊空挺部隊)の出身という報道がされていたが、元SASのPMC経営者であるリチャード・ベセルらによると彼はSASの選考試験で脱落しているという。1996年に軍を除隊した後は金融関係の仕事についていたが、傭兵をしていた友人のサイモン・マンの紹介によって民間軍事会社ビジネスの世界に入り、彼と共にサンドライン・インターナショナルを設立。エグゼクティブ・アウトカムズと共にシエラレオネ内戦に関わる。

不祥事やスキャンダルが非常に目立つ人物であり、1992年のイギリス陸軍時代、ベルファストでの任務によって非武装のアイルランド人少年ピーター・マクヴライドを射殺した部下のスコッツガーズ隊員2人を庇ったことによりアイルランド人のロビー団体から非難を受けている。 また「サンドライン・インターナショナル」の活動において、1997年にパプア・ニューギニアにおける紛争で3600万ドルの契約を結ぶが、作戦が失敗したことによってパプア・ニューギニア政府を失脚させ、自らも新しく政権についた軍隊に投獄されることになった。その上、1998年のシエラレオネ内戦でも国際連合の禁輸措置を無視して大量の武器を密輸し、さらに自らの行為を「イギリス政府の推奨を受けている」と語ったことによって、トニー・ブレア政権を危険に晒している。2005年に「イージス」の社長としてイラク戦争における警備・訓練業務でアメリカ政府と2億9,300万ドルの契約を結んだが、民間人への発砲や業務の不備など、こちらでも不祥事が判明している。

関連項目


「Tim Spicer」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Tim Spicer」の関連用語

Tim Spicerのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Tim Spicerのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのティム・スパイサー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS