酒石酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 14:20 UTC 版)
酒石酸(しゅせきさん Tartaric acid)は酸味のある果実、特に葡萄、ワインに多く含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸である。IUPAC命名法では 2,3-ジヒドロキシブタン二酸(2,3-dihydroxy butanedioic acid)となる。ワインの樽にたまる沈殿(酒石、tartar)から、カリウム塩(酒石酸水素カリウム)として発見されたためこの名がある。常温常圧で無色の固体。極性溶媒によく溶ける。水への溶解は、L体、D体、メソ体はよく溶けるが、ラセミ体は比較的溶けにくい。英語のTartaric acidからタルタル酸とも呼ばれる。
- ^ 北の富士勝昭、嵐山光三郎『大放談!大相撲打ちあけ話』(新講舎、2016年)p192
- ^ 鳴戸俊英『親方はちゃんこ番』(ポプラ社、2003年)p138
- ^ 酒石酸 - 素材情報データベース<有効性情報>(国立健康・栄養研究所)
- ^ 小川竜平、真鍋厚史、中山貞男、小口勝司. “カルシウムとリンの吸収ならびに実験的骨粗鬆症に対するシュウ酸、酒石酸の影響”. 昭和医学会雑誌 54 (2): 118-127. doi:10.14930/jsma1939.54.118 .
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