スキューモーフィズムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > スキューモーフィズムの意味・解説 

スキューモーフィズム

(Skeuomorph から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/19 20:38 UTC 版)

スキューモーフィズムの例。この車の模様は木目調である。
Windows上で動くRainlendarは紙のメモやカレンダーに似せている。

スキューモーフィズム(英: skeuomorphism)またはリッチデザイン(英: Rich Design)とは、他の物質に似せるために行うデザインや装飾を指す用語である。たとえば、紙製のカレンダーのような外見に似せたカレンダーのソフトウェアのデザインなどがあてはまる[1]。

定義

スキューモーフィズムは、ギリシア語の「skeuos(入れ物)」と「morphê(形)」という単語から作られた言葉。1890年頃から使われている言葉だが[2]、現在では、コンピューターのインターフェイスなどに使われている[3]。

スキューモーフィズムは、ユーザに馴染みのないものの外見を、馴染みのあるものにすることにより理解を促進するために使われる。

議論

スキューモーフィズムは視認性が良くわかりやすくユーザービリティに長けているのが特徴であり、2000年代のウェブデザインにおいてはスキューモーフィズムが広く用いられていたが、スキューモーフィズムと対立する一切の装飾を無くしたフラットデザインが2010年代に台頭した。

スキューモーフィズムがフラットデザインに勝る点として、ユーザーにとって直感的に操作を理解できるというものがある。装飾を施すことによって即座にボタン類を理解でき、何がどのように動作するのか予測したり理解することが可能になる。一方で、スキューモーフィズムでは現実世界にないもののインターフェイス化が困難であり、メタファーとして利用できるものがなければならないという限界もある。また、ボタンを1つを作るにしても複数の状態にあわせた画像を作る必要があるなど、手間がかかるという欠点もある[4]。

iPhoneのインターフェイスに関して、iOS 6までは、スキューモーフィズムを多用したものだったが、iOS 7以降では、スキューモーフィズムを排除したインターフェイスとなった[5]。

Googleは2014年に、マテリアルデザインというフラットデザインにスキューモーフィズムを取り入れた設計体系を提唱している[4]。

脚注

出典

  1. ↑ Thompson, Clive. “Clive Thompson on Analog Designs in the Digital Age”. Wired Magazine. 2012年12月7日閲覧。
  2. ↑ March, H. Colley (1890). Transactions of the Lancashire and Cheshire Antiquarian Society. The Lancashire and Cheshire Antiquarian Society. pp. 187
  3. ↑ Gessler, Nicholas. “Skeuomorphs and Cultural Algorithms”. 2012年12月7日閲覧。
  4. 1 2 上田恵 (2019年9月25日). “GUIの歴史とこれから”. MdN Design Interactive. エムディエヌコーポレーション. 2019年11月10日閲覧。
  5. ↑ Evans, Claire (2013-06-11). “A Eulogy for Skeuomorphism”. Motherboard 2013年6月11日閲覧。.

関連項目

  • Frutiger Aero - スキューモーフィズムを多用したUIデザイン



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スキューモーフィズム」の関連用語

スキューモーフィズムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スキューモーフィズムのページの著作権

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスキューモーフィズム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS