Schottky effectとは? わかりやすく解説

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ショットキー効果

【英】:Schottky effect

物質に強い電界をかけるとポテンシャル障壁が下がる現象ショットキー型電子銃では、有効に熱電子放出させることができる温度より低い温度(〜1800K)でエミッタ加熱しておき、強電界をかけることによってポテンシャル障壁低くして電子放出させている。実際にはタングステンチップの表面酸化ジルコニウム覆いタングステンよりポテンシャル障壁をさらに下げて電子放出しやすくしている。

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ショットキー効果

(Schottky effect から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 09:23 UTC 版)

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ショットキー効果(ショットキーこうか、Schottky effect)は、導体表面に強い電界を与えることでポテンシャルエネルギー(ポテンシャル障壁)が低下し、熱電子が放出しやすくなる現象のこと(熱電子放出参照)。その名はヴァルター・ショットキーにちなむ。

外部から与えられた電界で、導体表面は電界によるポテンシャル障壁の低下が起こり、熱電子を放出するのに必要な熱エネルギーは低くなる。 要は、熱電子放出を電界によってアシストするものである。 そのため、熱エネルギーのみで電子を放出させるよりも、電界と熱エネルギーを組み合わせた方が電子を放出させるエネルギーは少なくて済み、同じ電流密度を得るための効率は後者の方が高い。 デバイスの低電力化や寿命の向上に繋がり、SEMTEMといった電子顕微鏡の電子放出源に用いられている。

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