三人吉三廓初買
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『三人吉三廓初買』(さんにんきちさ くるわの はつがい)は、安政七年 (1860) 正月、江戸市村座で初演された歌舞伎の演目。通称『三人吉三』。世話物、白浪物。二代目河竹新七(黙阿弥)作。全七幕十三場の長編[1]。3人の盗賊が百両の金と短刀とをめぐる因果応報で刺し違えて死ぬまでを描いた物語[2]。
注釈
- ^ 吉原遊廓を舞台にした部分を省略し、「廓初買」が意味をなさなくなったためである。
- ^ 文里は黙阿弥の友人細木香以がモデルといわれる。一恵は梅暮里谷峨の洒落本『傾城買二筋道』に登場する遊女。
- ^ 当時は中村福助だったが、同年(1860年、万延元年)7月に四代目中村芝翫を襲名した。
- ^ 60日ごとの庚申の夜は体内の三尸の虫が天帝に悪事を報告しないよう、眠らず徹夜で話をするという道教思想を源流とする習慣(庚申待)を意味している。江戸時代以降、各地で庚申講がもたれるなど庚申信仰が庶民にも広く普及した。
- ^ 監督:姓丸浩、原作・脚本:玉江竜二、出演:松本栄三郎、宮川敏子、実川童、斬波快輔ほかによる白黒映画。
- ^ 監督:田中徳三、製作:三浦信夫、脚本:犬塚稔、出演は市川雷蔵のほか、島田竜三、北原義郎など。
出典
- ^ a b c d 歌舞伎事典「三人吉三廓初買」 - 文化デジタルライブラリー
- ^ a b c 歌舞伎演目案内「三人吉三巴白波」 -
- ^ a b ArtWiki「三人吉三廓初買」 - 立命館大学アートリサーチセンター
- ^ シネマ歌舞伎「三人吉三」 - 松竹
- ^ “三人吉三 – 木ノ下歌舞伎 official website”. kinoshita-kabuki.org. 2021年5月19日閲覧。
- 1 三人吉三廓初買とは
- 2 三人吉三廓初買の概要
- 3 初演時の主な配役
- 4 脚注
- 5 外部リンク
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