プロスクリプティオとは? わかりやすく解説

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プロスクリプティオ

(Proscription から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 13:01 UTC 版)

プロスクリプティオ: proscriptio)とは、共和政ローマで実施された特定の人物を国家の敵として法の保護の対象外に置く措置。

措置が下された場合、対象の名簿が公開され、その人物自身の生命を脅かすことや、財産(古代ローマにおいて、妻子や奴隷などの人的附属物も「財産」の範疇内であった)を強奪・破壊するなどあらゆる加害も罪に問われないものとされた。

概要

歴史上の執行例

共和政時代

プロスクリプティオは少なくとも2回行われたことが記録されている。

古代ローマの滅亡後

古代ローマの滅亡後も「プロスクリプティオ」という言葉はしばしば登場する(フランス革命恐怖政治や、アルゼンチンのペロニスタに対する弾圧など)。これは、立法府や行政府が実質的な司法権を行使することを意味する。

例えば、フランス革命政府の国民公会において、誰かが反革命分子として指弾されプロスクリプティオが議決された場合、その者はただちに逮捕され、革命裁判所でごく儀式的に死刑宣告が行われた後処刑されることとなる。

オックスフォード英語辞典では「追放若しくは死刑の宣告(decree of condemnation to death or banishment)」と解説されている。

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