プロスクリプティオ
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2019年5月) |
この項目「プロスクリプティオ」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - プロスクリプティオの起源または帝政時代の記録 (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) (2023年6月) |
プロスクリプティオ(羅: proscriptio)とは、共和政ローマで実施された特定の人物を国家の敵として法の保護の対象外に置く措置。
措置が下された場合、対象の名簿が公開され、その人物自身の生命を脅かすことや、財産(古代ローマにおいて、妻子や奴隷などの人的附属物も「財産」の範疇内であった)を強奪・破壊するなどあらゆる加害も罪に問われないものとされた。
概要
歴史上の執行例
共和政時代
プロスクリプティオは少なくとも2回行われたことが記録されている。
- ルキウス・コルネリウス・スッラが終身独裁官に就任した時で、自身に反対する元老院議員やエクィテスなど300名以上の名前を公示、9000名近くが殺害されたとされる。
- 第二回三頭政治の時期で、プロスクリプティオによってマルクス・トゥッリウス・キケロらが殺害された。
古代ローマの滅亡後
古代ローマの滅亡後も「プロスクリプティオ」という言葉はしばしば登場する(フランス革命の恐怖政治や、アルゼンチンのペロニスタに対する弾圧など)。これは、立法府や行政府が実質的な司法権を行使することを意味する。
例えば、フランス革命政府の国民公会において、誰かが反革命分子として指弾されプロスクリプティオが議決された場合、その者はただちに逮捕され、革命裁判所でごく儀式的に死刑宣告が行われた後処刑されることとなる。
オックスフォード英語辞典では「追放若しくは死刑の宣告(decree of condemnation to death or banishment)」と解説されている。
関連項目
- ダムナティオ・メモリアエ
- セナトゥス・コンスルトゥム・ウルティムム
- 破門 - 宗教における「法外措置」。
- アウトロー - 中世における「法外放置」。
- 帝国アハト刑 - 神聖ローマ帝国における、類似した刑罰。
- 非人
固有名詞の分類
- プロスクリプティオのページへのリンク