OKEANOS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 23:09 UTC 版)
OKEANOS[1](Oversize Kite-craft for Exploration and AstroNautics in the Outer Solar system[1]、オケアノス - 外惑星領域探査と宇宙航法のための特大凧型探査機[1])は、2020年代後半の打上げ実現を目指して検討中の日本の工学ミッション。小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」で実証されたソーラー電力セイルと高比推力のイオンエンジンを組み合わせて推進力として木星圏を目指す。300億円という戦略的中型計画の予算の制約から「はやぶさ」と同じく工学ミッションとして提案されており、次号機以降で確実に理学成果を上げるため、理学観測を含む探査シナリオを実証することが本ミッションの目的となる[3]。
- ^ a b c d e f g h i j k 森治、岡田達明、ソーラー電力セイル準備チーム「ソーラー電力セイル探査機による外惑星領域探査」『第18回宇宙科学シンポジウム 講演集』レポート番号: S5-002、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)、2018年1月、NAID 120006829943、2022年1月10日閲覧。
- ^ “今後の宇宙科学・探査の進め方/第28回宇宙科学・探査小委員会”. 内閣府 (2019年3月14日). 2019年4月28日閲覧。
- ^ a b c d 森治. “OKEANOSのミッションと最新状況”. ISASニュース (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)) 456: p. 6
- ^ “宇宙科学・探査プログラムの考え方について(案)/第28回宇宙科学・探査小委員会”. 内閣府 (2019年3月14日). 2019年4月28日閲覧。
- ^ 岡田達明、岩田隆浩、松浦周二 ほか「ソーラー電力セイルによる木星トロヤ群小惑星およびクルージング中のサイエンス」『第18回宇宙科学シンポジウム 講演集』レポート番号: P-062、宇宙航空研究開発機構、2018年1月、2022年1月10日閲覧。
- ^ a b 津村耕司; 松浦周二. “究極の天文観測の実現を目指す惑星間空間望遠鏡”. 天文月報 (日本天文学会) 112 (5): 303-313. ISSN 0374-2466 .
- ^ 國中均 (2019年5月22日). “宇宙科学・探査プロジェクトの進め方について/第47回宇宙産業・科学技術基盤部会”. 宇宙科学研究所/宇宙航空研究開発機構. 2019年5月29日閲覧。
- ^ 佐藤泰貴. “宇宙科学最前線 - 超巨大な膜を宇宙で広げる”. ISASニュース (宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)) 457: pp. 1-3
- ^ “研究”. 電気推進研究室. 宇宙航空研究開発機構. 2019年5月13日閲覧。
- ^ 橋本遼、「ソーラー電力セイル探査機OKEANOSに搭載する宇宙赤外線背景放射観測装置の設計」 学位論文 2018年度修士論文要旨, 関西学院大学大学院理工学研究科
- 1 OKEANOSとは
- 2 OKEANOSの概要
- 3 概要
- 4 脚注
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