NLV・クアントとは? わかりやすく解説

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NLV・クアント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 16:43 UTC 版)

NLV・クアント
ボディ
乗車定員 4人
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
最高出力 512PS
最大トルク 715Nm
車両寸法
ホイールベース 3,100mm
全長 4,880mm
全幅 2,020mm
全高 1,330mm
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NLV・クアント(NLV Quant)はオランダの太陽エネルギー会社であるNLV Solar AGとスウェーデンの自動車メーカーであるケーニグセグが共同で制作したコンセプトカーである。

概要

クアントは2009年のジュネーブ・モーターショーで発表された。ケーニグセグがボディ・シャーシインテリアの設計を行い、NLV Solar AGが蓄電システムを開発した。1回の充電で得られる航続距離は500kmで、バッテリーは20分で急速充電が可能。後輪には回生ブレーキが取り付けられており、通常の摩擦ブレーキは装備していない。前輪には通常の摩擦ブレーキが取り付けられている。

ボディにはペイントの層として、薄膜太陽電池が採用されている。 2009年にケーニグセグがゼネラルモーターズ子会社であるサーブ・オートモービルの買収交渉を行った際、クアントの生産が行われるという噂が流れたが、生産は行われなかった。 クアントは2ドアの4人乗りで、ガルウィングドアを備えている。シャーシはカーボンファイバー製、ボディはアルミニウムとカーボンファイバー製。2つの電気モーターで後輪を駆動する。0-100km/hは5.2秒で、最高速度は275km/h。

NLV・クアントの生産は行われなかったものの、NLV Solarの創業者Nunzio La Vecchiaが2013年に立ち上げたブランドナノフローセル英語版が、2014年のジュネーブ・モーターショーにて事実上の後継車となるナノフローセル・クアント Eを発表している[1]。またナノフローセルの公式ホームページでは、NLV・クアントを「最初のクアント・プロトタイプ」として紹介している[2]

関連項目

脚注

  1. ^ QUANT e-Sportlimousine teased ahead of Geneva debut”. autoblog (2014年2月1日). 2023年9月30日閲覧。
  2. ^ MILESTONES”. nanoFlowcell. 2023年9月30日閲覧。



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