N-アセチルアスパラギン酸とは? わかりやすく解説

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N-アセチルアスパラギン酸

分子式C6H9NO5
その他の名称N-Acetyl-L-aspartic acid、N-Acetylaspartate、N-Acetylaspartic acid(S)-2-(Acetylamino)butanedioic acid、N-Acetyl-L-aspartate
体系名:N-アセチルアスパラギン酸、(S)-2-(アセチルアミノ)ブタン二酸、N-アセチル-L-アスパラギン酸、Ac-L-Asp-OH


N-アセチルアスパラギン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/02 21:52 UTC 版)

N-アセチルアスパラギン酸
識別情報
CAS登録番号 2545-40-6 , 997-55-7 S 
PubChem 97508774916 R65065 S
ChemSpider 88007 
677387 R 
EC番号 219-827-5
KEGG C01042 
MeSH N-acetylaspartate
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1162493 
RTECS番号 CI9098600
バイルシュタイン 1726198 S
3DMet B00227
特性
化学式 C6H9NO5
モル質量 175.14 g mol−1
外観 無色透明結晶
融点

137-140 °C, 410-413 K, 279-284 °F

沸点

141-144 °C, 414-417 K, 286-291 °F

log POW −2.209
酸解離定数 pKa 3.142
塩基解離定数 pKb 10.855
危険性
Sフレーズ S22, S24/25
関連する物質
関連するカルボン酸
関連物質
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

N-アセチルアスパラギン酸 (英語: N-acetylaspartic acidNAA) または、N-アセチル-L-アスパラギン酸は、 アスパラギン酸アミノ基アセチル化されてアセトアミド基となったアスパラギン酸の誘導体

哺乳類の脳に相対的に高い濃度で存在している遊離アミノ酸の1つ。 歴史的には 1956年に猫とねずみの脳組織に多く存在してる物質が N-アセチルアスパラギン酸であると初めて同定され[2]、 さまざまな研究が始まったが、現時点でもその機能や代謝など研究途上であるものが多い。

脚注

  1. ^ N-acetylaspartate - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (26 March 2005). 8 January 2012閲覧。
  2. ^ HARRIS H. TALLAN et al (March 1, 1956). “N-ACETYL-L-ASPARTIC ACID IN BRAIN”. The Journal of Biological Chemistry 219: 257-264. http://www.jbc.org/content/219/1/257.long 2015年4月11日閲覧。. 

関連項目

  • N-アセチルアスパラチルグルタミン酸 (NAAG)
  • アスパルトアシラーゼ英語版
  • カナバン病英語版


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