能楽
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能楽(のうがく、旧字体: 能樂)は、日本の伝統芸能であり、式三番(翁)を含む能と狂言とを包含する総称である。重要無形文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。
注釈
- ^ 芝能楽堂は、日本初の能楽堂(能舞台を屋内に収めたもの)である。
- ^ 型においても能と狂言では違いがあり、例えば泣くことを示す「シオリ」でも、能は手を顔に近づけるだけだが、狂言ではエーエーと泣き声を発する
- ^ 小鼓が「ポン(ポ)」であれば大鼓は「カン」とした音調。
- ^ ただしこうした伝統的制度には内部からの批判も存在する。観世栄夫によると、生前、観世寿夫はこうした家元制度を不要なものと考えていたとされる。(観世栄夫『華より幽へ 観世栄夫自伝』白水社、2007年)
- ^ 「宗家預り」「宗家代理」が宗家の代行を務めうることは能楽協会約款にも規定されている。能楽協会約款
- ^ 子供の役もしくは非常に高貴な人物を象徴的に表現するために子供が演じることになっている役
- ^ 適齢期にある三役の子供をシテ方が指導して使うこともある
- ^ 舞台上に待機し、舞台の進行を手助けする役目の人物。小道具や作り物の世話をする他、演じ手が何らかの理由で舞台を続けられなくなった場合には途中から代役を務めることもある。
- ^ 観世左吉流ともいう
- ^ 現在の正式な名称は「独立行政法人日本芸術文化振興会養成事業・能楽三役研修生」である。
出典
- ^ 西野春雄 羽田昶『新版 能・狂言事典』平凡社、2011年、ISBN 9784582126419、310ページ
- ^ 観世栄夫『華より幽へ』白水社、2007年
- ^ 観世銕之丞『ようこそ能の世界へ』暮しの手帖社、2000年
- ^ 横山太郎『天女舞の身体技法:カマエ成立以前の能の身体』『ZEAMI:中世の芸術と文化』1号、森話社、2002年収録
- ^ 松岡心平『宴の身体:バサラから世阿弥へ』(岩波現代文庫)、225-229ページ
- ^ 観世銕之亟『ようこそ能の世界へ』暮しの手帖社、2000年、37ページ
- ^ 井上由理子『能にアクセス』淡交社、2003年
- ^ IPA「教育用画像素材集サイト」[1]
- ^ 氷川まりこ・梅若六郎『能の新世紀』
- ^ 観世前掲書
- ^ 観世栄夫『華より幽へ 観世栄夫自伝』白水社、2007年
- ^ 佐貫百合人『伝統芸能家になるには』ぺりかん社、2000年、82ページ
- ^ 佐貫前掲書、114-115ページ
- ^ 観世栄夫前掲書
- ^ 同上
- ^ 能楽協会|能楽協会について
- ^ 女性能楽師と2つの壁 ―能楽協会と日本能楽会入会―
- ^ 佐貫前掲書、118-119ページ
- ^ 三浦裕子著・山崎有一郎監修『能楽入門(1) 初めての能・狂言』小学館 1999年、ISBN 4093431132、15ページ
- ^ a b c d e f g h i j k 能楽協会, 公益社団法人. “曲の種類 | 公益社団法人 能楽協会”. www.nohgaku.or.jp. 2021年12月4日閲覧。
- ^ 江戸時代の大名生活・上屋敷と下屋敷 目白徳川黎明会(昭和五十年九月二十九日)
- ^ 原田香織『現代芸術としての能』世界思想社、2014年、37ページ
- ^ 国立国会図書館. “能楽の秘伝書を出版したために、破門された能楽師について知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2023年12月27日閲覧。
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