Magma (algebra)とは? わかりやすく解説

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マグマ (数学)

(Magma (algebra) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 14:04 UTC 版)

抽象代数学におけるマグマ英語: magma)または亜群(あぐん、groupoid)とは、集合 M とその上の二項演算 M × MM からなる組をいう。マグマ M における二項演算は M において閉じていることは要求するが、それ以外の何らの公理も課さない。1つの集合上の1つの二項演算のみによって定義される最も基本的な代数的構造である。 このような構造に対して「マグマ」という呼称を導入したのはニコラ・ブルバキである。旧来はオイステイン・オア英語版による用語で亜群groupoid)と呼ばれていたもので、現在でもしばしばそのように呼ばれる(ただし、圏論において、「亜群英語版groupoid)」と呼ばれる全く別の概念もある)。


  1. ^ 数の乗法およびの用語を流用したものではあるが、一般にはそれらの概念と直接的な関係は無い。
  2. ^ 写像ではなく、定義域と始域が一致しない部分写像(partial function)となっているような演算を偏演算(partial operation)という。"partial" には「部分」「偏」などの訳語が当てられることが多いが、これを「部分マグマ」とよぶと "submagma" と紛らわしい。(田村 1972) では「偏亜群」等
  3. ^ 各訳語はおおかた (田村 1972) に従った。


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