MSC_ベリッシマとは? わかりやすく解説

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MSC ベリッシマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 09:55 UTC 版)

MSC ベリッシマ
基本情報
経歴
起工 2017年11月15日[1]
進水 2018年6月14日[2]
竣工 2019年2月27日[3]
要目
総トン数 171,598 トン[3]
全長 315.83 m[4]
43.0 m[3]
喫水 8.75 m[3]
主機関 ディーゼル・エレクトリック[3]
出力 79,944馬力(58,800kW)[5]
航海速力 21.8ノット[4]
旅客定員 4,418名(最大 5,686名)[5]
乗組員 1,595名[5]
テンプレートを表示

MSC ベリッシマMSC Bellissima)は、MSCクルーズが運航しているクルーズ客船[3]

概要

MSC メラヴィリア級の2番船として、2019年2月27日にフランスのアトランティーク造船所で竣工、引き渡された[3]。 船価は8億5千万ドル[6]

3月2日にサウサンプトンで行われた命名式にて、女優ソフィア・ローレンによって命名され[3]、3月4日よりジェノヴァへのクルーズでデビューした[3]

船内にLEDスクリーンの天井を持つ長さ96mのプロムナード「ガレリア・ベリッシマ」等を備えるほか[7]、「ZOE(ゾーエ)」と称するバーチャル・パーソナル・クルーズ・アシスタント(音声対応人工知能装置)を初めて導入した[3]

日本への寄港は当初2020年の予定だったがコロナ禍で延期となり、2023年4月26日に横浜に寄港したのが初であった[8]。 本船は17万総トン超で、日本に寄港した客船としては2019年のスペクトラム・オブ・ザ・シーズ(169,379総トン)を抜いて最大となった[4]

2024年7月10日には済州島で開催された「2024アジア・クルーズ・フォーラム・チェジュ」にて2024年の「アジア・ベスト・クルーズ・シップ」に選ばれた[9]

同型船

  • 1番船 「MSC メラヴィリア(Viking Sea)」
2017年5月31日竣工[10]

この他、拡大型のメラヴィリア・プラス・クラスが3隻、2019年、2021年、2023年に建造された[11][12]

参考文献

  • 海人社『世界の艦船』2017年11月号 No.868
  • 海人社『世界の艦船』2018年2月号 No.874
  • 海人社『世界の艦船』2018年9月号 No.884
  • 海人社『世界の艦船』2019年5月号 No.899
  • 海人社『世界の艦船』2019年7月号 No.903
  • 海人社『世界の艦船』2023年7月号 No.997
  • 海人社『世界の艦船』2023年9月号 No.1001
  • 海人社『世界の艦船』2024年10月号 No.1027
  • 海事プレス社『クルーズ客船データブック 2022・2023』CRUISE 2022年5月臨時増刊

脚注

  1. ^ 『世界の艦船』2018年2月号、p.170
  2. ^ 『世界の艦船』2018年9月号、p.127
  3. ^ a b c d e f g h i j 『世界の艦船』2019年5月号、p.121
  4. ^ a b c 『世界の艦船』2023年7月号、p.122
  5. ^ a b c 『クルーズ客船データブック 2022・2023』、p.267
  6. ^ 『世界の艦船』2019年7月号、p.167
  7. ^ 『世界の艦船』2023年7月号、p.124
  8. ^ 『世界の艦船』2023年7月号、p.121
  9. ^ 『世界の艦船』2024年10月号、p.168
  10. ^ 『世界の艦船』2017年11月号、p.120
  11. ^ 『クルーズ客船データブック 2022・2023』、p.271、286
  12. ^ 『世界の艦船』2023年9月号、p.123

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