Kryoとは? わかりやすく解説

Kryo (マイクロアーキテクチャ)

(Kryo から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 00:47 UTC 版)

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Kryo
生産時期 2015年から
CPU周波数 1.36 GHz から 2.96 GHz
プロセスルール 7nm から 14nm
アーキテクチャ ARMv8-A
コア数 2+2/4+4/2+6/1+3+4
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Kryo(クライオ)は、ARMv8-A 64ビット命令セットを実装し、Kraitコア(32ビット命令セット)の後継として機能する一連のマイクロアーキテクチャQualcommによって設計される。

Kryo

2015年9月に初めて発表され、サムスンの14 FinFETプロセスで製造されたSnapdragon 820 SoCに使用された[1] 。Kyroコアは、異なるクロック周波数で動作するbig.LITTLE構成の2つのデュアルコアクラスタ(Snapdragon 820および821の場合)の両方の部分で使用できる。

概観

Kryo 280

このマイクロアーキテクチャの新世代「Kryo 280」は、2016年11月にSnapdragon 835チップセットと共に発表された[3] 。Kryo 280 CPUコアは、オリジナルのKryoの派生物ではなく、むしろARMのCortex-A73をセミカスタムした派生品である[4][5] 。新しいコアは、クロックあたりの実行命令整数を向上させる(+17%)一方で、元のKryoに比べて浮動小数点演算でのパフォーマンスを低下(-32%)させる。

Kryo 385

2017年12月にSnapdragon 845 SoCと共に発表された。高性能コア"Gold"(Cortex-A75派生)と電力効率コア"Silver"(Cortex-A55派生)があり、Snapdragon 845はbig.LITTLEアーキテクチャとしてGold 4コア/L2キャッシュ1MB、Silver 4コア/L2キャッシュ0.5MB、システム共有キャッシュ2MBから構成される。QualcommはSnapdragon 835よりも性能が高性能コアで25-30%、電力効率コアで15%向上するとしている。

脚注

関連項目


Kryo

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Kryo (マイクロアーキテクチャ)」の記事における「Kryo」の解説

2015年9月初め発表されサムスン14 FinFETプロセス製造されSnapdragon 820 SoC使用された 。Kyroコアは、異なクロック周波数動作するbig.LITTLE構成2つのデュアルコアクラスタ(Snapdragon 820および821場合)の両方部分使用できる

※この「Kryo」の解説は、「Kryo (マイクロアーキテクチャ)」の解説の一部です。
「Kryo」を含む「Kryo (マイクロアーキテクチャ)」の記事については、「Kryo (マイクロアーキテクチャ)」の概要を参照ください。

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