棋聖戦 (将棋)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 10:08 UTC 版)
棋聖戦(きせいせん)は、産業経済新聞社及び日本将棋連盟主催[注 1]の将棋の棋戦で、タイトル戦のひとつ。五番勝負の勝者は棋聖のタイトル(称号)を得る。
注釈
- ^ 2021年現在、棋聖戦中継サイトのトップページには主催として両者が併記されており、日本将棋連盟のサイトでも「日本将棋連盟主催棋戦一覧」のページに棋聖戦を載せている。
- ^ 現役では中村修・南芳一・屋敷伸之・森下卓・谷川浩司・郷田真隆・羽生善治・島朗・三浦弘行・佐藤康光・丸山忠久・森内俊之・鈴木大介・渡辺明・木村一基・深浦康市・中村太地・豊島将之・永瀬拓矢・斎藤慎太郎・藤井聡太・佐々木大地が該当する。
- ^ 順位戦C級2組からの降級・棋士編入試験の合格・奨励会三段リーグで次点(リーグ3位)2回獲得によりフリークラスに編入した棋士が対象となる。60歳以上で順位戦C級2組から降級した棋士を含む。ただし「フリークラス宣言」による転出者については含まれない。
- ^ 他棋戦においても同様の規定があるが、2022年時点での適用例は竜王戦のみとなっている。
- ^ 2020年の第91期は当初は予定されていたが、新型コロナウイルスによる会場変更で、開催されないこととなった。
- ^ 第17期はシード者2名欠員の為、前期棋聖戦敗者を2回戦から、順位戦A級上位5名をシードとした
- ^ 同率の場合、順位が高い者が進出。二次予選突破者(順位3位)同士が、2位タイで並んだ場合、直接対決の際勝利していた者が進出。
- ^ a b 女流棋士から、複数タイトルホルダー・女流名人・女流王将・その他タイトルホルダー・成績上位者の優先順位で2名を決定。女流タイトルを持つ奨励会員が出場することもある(第92期の西山朋佳)
- ^ 72期のみ前期三次予選1位通過
- ^ 永世棋聖シードの扱いについてはアナウンスされていないが、第92期にて決勝トーナメントシードが6名で、永世棋聖資格者の羽生善治と佐藤康光は二次予選から出場している。
- ^ この第11期に登場を逃したことでタイトル戦連続登場記録は50回でストップした。
- ^ 復位までの期間としては14年半ぶりの復位である。この記録は、羽生善治が第30期竜王戦で15年ぶりに復位して破っている。
- ^ この間、郷田真隆は棋聖を2度奪取しているがいずれも防衛に失敗している。
- ^ 決勝七番勝負進出者の金井恒太がC級1組、高見泰地がC級2組に在籍。なお、第3期叡王戦は、この期からタイトル戦昇格のため、金井と高見は共にタイトル挑戦者の扱いとなる。
- ^ タイトル序列の基準は公式には発表されていなかったが、2017年、第3期叡王戦タイトル昇格の記者会見の際に「契約金の多寡」によって決まっていることが明らかにされた[12]。
- ^ その後、叡王戦を含む複数棋戦間において序列の入替えが生じている。
- ^ 竜王:羽生善治、名人:佐藤天彦、叡王:高見泰地、王位:菅井竜也、棋王:渡辺明、王将:久保利明、棋聖:豊島将之
- ^ 山田道美は、1970年6月6日に行われた大山康晴との挑戦者決定戦が公式戦最期の対局となり、同年6月18日に急逝した。
- ^ 村山聖は病気入院により準決勝で郷田真隆に不戦敗。1998年8月8日に逝去した。
- ^ a b 66~80期はリーグ進出、それ以外は決勝T進出。
- ^ タイトル戦1局目時点。挑戦決定は屋敷伸之の記録 17歳313日が最年少。 17歳321日であり、第55期の
- ^ 1979年3月23日第34期本戦1回戦板谷進戦時点。二次予選決勝時点では 16歳310日。
- ^ 在位は 54歳330日まで。
- ^ タイトル戦1局目時点。最終局時点では 54歳330日。
- ^ 2010年2月24日第81期本戦1回戦深浦康市戦時点(敗退)。二次予選決勝時点では 70歳12日。
出典
- ^ 『将棋八大棋戦秘話』(河出書房新社)P.104
- ^ “藤井聡太棋聖が渡辺明名人との“どつき合い”制す、初防衛へ90手で先勝”. 日刊スポーツ (2021年6月6日). 2021年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月7日閲覧。
- ^ 「棋聖戦」ヒューリック株式会社の特別協賛が決定 日本将棋連盟、2018年3月27日(同日閲覧)。
- ^ “女流棋士・奨励会員・アマチュアにおける 棋戦優秀者への対応について|将棋ニュース|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2021年2月7日閲覧。
- ^ “第91期ヒューリック杯棋聖戦 本戦組み合わせ決まる 藤井七段の初戦は斎藤八段”. 産経ニュース. 産経新聞 (2020年2月28日). 2020年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月8日閲覧。
- ^ “フリークラス棋士の引退について|将棋ニュース|日本将棋連盟” (2010年7月14日). 2010年7月14日閲覧。
- ^ 将棋ファンなら一度は訪れたい。あの歴史的名局が生まれた「5つの有名旅館」を紹介 日本将棋連盟(直江雨続)、2016年9月27日(2018年3月25日閲覧)。
- ^ 米長邦雄「将棋の天才たち」講談社、2013年、P172
- ^ 棋士が初めて奪取したタイトル、圧倒的に多いのは? (1/2ページ) zakzak by 夕刊フジ(青野照市)、2018年7月15日(2018年12月1日閲覧)。
- ^ 棋戦情報:日本将棋連盟(2009年8月8日のアーカイブ)および棋戦情報:日本将棋連盟(2009年8月14日のアーカイブ)を参照。
- ^ 棋戦情報:日本将棋連盟(2010年10月3日のアーカイブ)および棋戦情報:日本将棋連盟(2010年10月12日のアーカイブ)を参照。
- ^ 第3期叡王戦発表記者会見―ニコニコ生放送(第2期電王戦 二番勝負 第2局 佐藤天彦叡王 vs PONANZA 終了後)における佐藤会長の発言より、2017年5月20日
- ^ 渡辺明王将 羽生善治3冠と史上初の3冠対決 スポーツニッポン 2013年5月8日
- ^ 前夜祭(5) - 棋聖戦中継Plus・2014年6月1日
- ^ 将棋と洋菓子――インタビュー - 棋聖戦中継Plus・2014年6月21日
- ^ 藤井聡太七段、最年少タイトル挑戦消滅 - スポーツ報知・2020年5月5日
- ^ 将棋・棋聖戦の準決勝6月2日に 五番勝負は6月8日開幕 - 産経新聞・2020年5月25日
- ^ 藤井聡太タイトル挑戦へ超異例日程 - Number・2020年5月30日
- ^ 西山女流三冠、棋戦で女性初の1次予選突破 第92期ヒューリック杯棋聖戦 - 産経新聞・2020年7月30日
- ^ 西山女流三冠、ヒューリック杯棋聖戦2次予選で決勝進出 - 産経新聞・2021年1月7日
- ^ 西山朋佳女流三冠、女性初の公式戦本戦進出はならず 強豪・屋敷伸之九段に敗れる - スポーツ報知・2021年1月27日
- ^ 藤井聡太棋聖が3連覇! 10代ラスト、地元愛知で防衛果たす 19日でハタチに/将棋 - サンケイスポーツ・2022年7月18日
[続きの解説]
「棋聖戦 (将棋)」の続きの解説一覧
- 1 棋聖戦 (将棋)とは
- 2 棋聖戦 (将棋)の概要
- 3 エピソード
- 4 歴代五番勝負
- 5 記録
- 6 関連項目
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