KAB-500L
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/23 08:24 UTC 版)
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KAB-500L
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| 種類 | 誘導爆弾 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1975年 - [1] |
| 開発史 | |
| 開発期間 | 1972年 - 1975年[1] |
| 諸元 | |
| 重量 | 525 kg[2] |
| 全長 | 3.05 m[2] |
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| 精度 | 7 m[2] |
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| 誘導方式 | レーザー誘導[1] |
KAB-500L(ロシア語: КАБ-500-Л)は、ソビエト連邦で開発されたレーザー誘導爆弾[1]。
ソビエト連邦/ロシアの航空爆弾は、「種別、航空爆弾の略号、重量、誘導方式」という命名基準が採用されており、本爆弾の場合は「精密誘導(K)、航空爆弾(AB)、重量(500)、レーザー誘導(L)」の組み合わせである[3][4]。
開発
ベトナム戦争でアメリカ軍が使用したレーザー誘導爆弾の有効性を認識したソ連では、1972年から同種の誘導爆弾の開発を始めた[1]。その結果開発されたのが、ソ連初のレーザー誘導爆弾であるKAB-500Lで、1975年からソビエト連邦軍に実戦配備された[1]。
設計
航空機に搭載するレーザー誘導式の爆弾で、弾体の先端に誘導装置、尾部に安定用の大型フィンがあり、フィンの後縁が制御用の操舵翼となっている[1]。通常は搭載機に装備したレーザー測距・誘導装置により誘導されるが、外部からのレーザー照射により誘導することもできる[3]。
弾体は複数の種類から選択することができ、通常爆弾のほか地中貫通型、燃料気化爆弾、クラスター爆弾などがある[1][3]。弾体の種類によってさらに細分化した名称をつけることもあり、たとえば燃料気化爆弾(OD)の場合、KAB-500L-OD(または-OD-E)のように末尾に弾体種別を付与する形となる[1][4]。なお、KAB-500で始まる誘導爆弾は誘導方式の違いにより複数種類が存在するが、弾体は共通しておらず形状はまちまちである[3]。KAB-500Lについては、弾体は既存のFAB-500通常爆弾だとする資料[1][2]と、独自の弾体だとする資料[5]がある。
派生型
- KAB-500KL
- レーザー誘導装置をジャイロ安定式の改良型に変更したモデルで、2003年に初めて公開された[1]。
- KAB-500LG
- 誘導装置が窓の大きい固定式となり、内部で誘導部が首を振るタイプになったモデル[4]。
- KAB-500S-E
- KAB-500Lをベースに開発されたGLONASS衛星誘導式の誘導爆弾[1][2]。先端部に衛星情報受信アンテナが搭載されている[1]。2015年のシリア内戦へのロシア軍介入の際に初めて実戦に投入された[2][5]。
脚注
出典
参考文献
- 青木謙知『航空機搭載型ミサイル・爆弾450種解説 軍用機ウエポン・ハンドブック』イカロス出版、2005年11月7日。ISBN 978-4871497497。
- 石川潤一『石川潤一の軍用機ウエポン事典 改訂版』イカロス出版、2024年3月13日。 ISBN 978-4802214148。
- 富永浩史、宮永忠将『世界の名機シリーズ Su-24 フェンサー』イカロス出版、2021年11月29日。 ISBN 978-4802210744。
- 藤田勝啓、徳永克彦、小泉悠『世界の名機シリーズ Su-27 フランカー<増補改訂版>』イカロス出版、2018年2月28日。 ISBN 978-4802204880。
関連項目
- KAB-500Lのページへのリンク