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JW ANDERSON

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/08 09:16 UTC 版)

JW ANDERSON
現地語社名
JW Anderson
種類
私企業 (LVMHの少数持株会社)
業種 小売業
事業分野 ファッション
設立 2008
創業者 ジョナサン・アンダーソン
本社 、
ロンドン
主要人物
ジョナサン・アンダーソン
(クリエイティブディレクター)
製品 高級品
ウェブサイト jwanderson.com
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JW ANDERSON(ジェイ ダブリュー アンダーソン)は、ジョナサン・アンダーソン(英語版) が設立したイギリスのファッションブランドである。

創業者のジョナサン・アンダーソンは北アイルランド出身、2008年に JW ANDERSON を設立し、その後ロンドンでファッションハウスを立ち上げた。トップショップ(TOPSHOP)とヴェルサーチほかデザイナーや多くの小売ファッション小売りと協力してブランドを展開、2013年にLVMHによる少数持株会社となる。

このブランドは、2015年にブリティッシュ・ファッション・カウンシル(英語版)のファッション・アワード(英語版)でメンズとレディース両部門の賞を得ており、同賞で同じ年に2部門受賞した先駆けである[1]。

沿革

北アイルランド出身の創業者ジョナサン・アンダーソンは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(ロンドン芸術大学)を卒業すると、演劇の道を志してワシントンD.C.のスタジオシアターで働くうち、衣装デザインに関心を持つ。2005年に紳士服デザインの学位を取得した[2]。プラダのデザイナーのマヌエラ・パベシ Manuela Pavesi を補佐してビジュアルマーチャンダイザーとして働いたのちロンドンに移ると、2008年に自身の名前を冠したブランドを立ち上げている[2][3]。

ブランドとしての JW ANDERSON は2008年にメンズウェアを、2010年秋にはレディースウェアを展開した。同年、ブリティッシュ・ファッション・カウンシル委員会から後援を受け、ロンドン・ファッション・ウィークで初の本格的なファッションショーを開く[4]。2011年には同じく2回目の後援を獲得すると、2012年に新進気鋭のデザイナーとして受賞した(Emerging Talent Award)。

当ブランドは2012年にトップショップとのコラボレーションで限定販売した衣料とアクセサリーを契機に、イギリスで広く知られるようになり[5]、イギリス版『ヴォーグ 』誌に春夏物が掲載され、ペイズリー柄の室内着が評判になる[6][7]。2012年のロンドン・ファッションウィーク中、初のメンズウェアのファッションショーを開催すると発表した[5]。トップショップとは、2013年初めに再びコラボレーションしている[8][9]。

2013年6月にはヴェルサーチのコレクションを展開した。先方の商品群「Versus」の再投入に起用された JW ANDERSON 側には、ユニセックスの服の展開という狙いがあった[10][11]。同じ時期にルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクター職に抜擢されるという噂が立つと[12]同年9月、ルイヴィトンを傘下に置くLVMHは JW ANDERSON の少数株を取得したと発表[13]、その一環として JW ANDERSON はスペインのファッションハウスでLVMH傘下のロエベともクリエイティブの監修を契約した[14]。

ワークショップ

このブランドはロンドンのショーディッチで独自のワークショップを開始すると発表し、「オメガ・ワークショップ(英語版)」から発想を得たという[15]。店舗は従来「JW ANDERSON ・ワークショップ」と呼ばれ、販売店と展示会の体験を融合させてきた[16]。

ワークショップ店頭には2016年の1年間を通じ Bloomsbury Group 傘下[17]のA$AP Rocky(英語)[15]、M/M Paris(英語)[18]など多くのコレクションや提携先商材をならべた。Printed Matter, Inc(英語)[19]、マッキントッシュ[20][21]、Giles Round[22]のほか、写真家とジェイミー・ホークスワース(英語)[23]やイアン・デイヴィッド・ベイカー Ian David Baker[24]に加えアレスデア・マクレラン(英語)[25]も参加している。

ブランドはスペインの出版プロデューサーのルイス・ベネガス Luis Venegas (英語)と2016年に共同出版『The Rain in Spain Stays mainly in the Plain』に取り組むと、詳細を伏せたまま限定部数を頒布した[17]。

展覧会

2016年秋に初の展覧会の開催を発表、「Disobedient Bodies」(仮題:不服従な肉体たち)を2017年3月から6月にわたりヘップワース・ウェイクフィールド(英語版)で催している[26]。肉体というテーマについて語ることを主旨とし[27]、胴体に対して身体のそれぞれの部位がどれほど服従を拒んで存在し得るか視覚化を試みた。出展作品はイッセイミヤケ、イヴ・サン=ローランなど100以上の作品を展示、図録は2017年に出版した[28][26]。

受賞歴

  • 2014年 英国ファッション協議会(英語版)「年間メンズウェア・ブランド賞」。
  • 2015年 同「年間メンズウェア・ブランド賞」「年間レディースウェア・ブランド賞」。同じ年に両賞を受賞した最初のブランド[29]

コラボレーション

ユニクロ

2017年秋冬コレクション、 2018年春夏コレクションの決定には〔我々の つくれます〕という宣言のもと、イギリスの優れたデザイナーとして挙げられた結果、コラボレーション商品がつくられた背景がある[30]。ユニクロとの提携の特徴としてトレンチコートやハンティングジャケット、フェアアイルセーター、スクールマフラー等、トラディショナルな英国ファッションを象徴する定番のワードローブをベースに、ビビッドで大胆な配色に代表されるJW ANDERSONならではのデザインと、ユニクロが追求する上質な素材とフィット、機能性を融合して作り上げられた。ユニクロの代名詞とも言えるヒートテック製品のほか、日本のデニム製造元カイハラの生地を使ったデニムは上質なはき心地と味わい深いビンテージ加工を施しており、英国の伝統ある装いをモダンにアレンジしたラインナップに仕上げた。また、リバーシブルやレイヤードにより幅広いスタイリングやアイテムの組み合わせができ、世代やジェンダーを超えて、すべての人がその人らしく自由なファッションを楽しめるライフウェアの新しい提案とされ[要出典] 、本コラボレーションによって多くの日本人にJWアンダーソンが認知された。

脚注

  1. ↑ Fury (2015年11月15日). “British Fashion Awards 2015: JW Anderson wins menswear and womenswear designer of the year” (英語). The Independent. 2020年9月4日閲覧。
  2. 1 2 “Jonathan Anderson Shares the Inspirations Behind His Brand and Loewe” (英語). Wall Street Journal (2016年2月13日). 2021年5月31日閲覧。
  3. ↑ “Jonathan Anderson's Live Mosaic” (英語). Business of Fashion. 2021年5月31日閲覧。
  4. ↑ “JW Anderson” (英語). ブリティッシュ・ファッション・カウンシル. 2021年5月31日閲覧。
  5. 1 2 Sowray, Bibby (2012年6月13日). “Topshop announce JW Anderson collaboration” (英語). The Telegraph 2021年5月31日閲覧。
  6. ↑ Alexander, Ella (September 4, 2012). “JW Anderson For Topshop” (英語). Vogueイギリス 2021年5月31日閲覧。.
  7. ↑ Moss, Hilary (September 4, 2012) (英語). First Looks: J.W. Anderson for Topshop. NYマガジン 2021年5月31日閲覧。.
  8. ↑ Alexander, Ella (February 1, 2013). “JW Anderson For Topshop Take Two” (英語). Vogueイギリス 2021年5月31日閲覧。.
  9. ↑ Fox, Imogen (2012年6月13日). “JW Anderson to launch Topshop range” (英語). ガーディアン 2021年5月31日閲覧。
  10. ↑ “The end of gender in fashion?” (英語). Hit-Bag (2013年10月4日). 2021年5月31日閲覧。
  11. ↑ “Versace unveils first Versus collection by JW Anderson in New York” (英語). ガーディアン (2013年5月16日). 2021年5月31日閲覧。
  12. ↑ “Exclusive: LVMH considers creative director change at Louis Vuitton” (英語). Reuters (2016年7月20日). 2021年5月31日閲覧。
  13. ↑ Milligan, Lauren (September 25, 2013). “JW Anderson Joins LVMH And Will Helm Loewe” (英語). Vogue 2021年5月31日閲覧。.
  14. ↑ Neate, Rupert (2013年9月26日). “LVMH buys stake in fashion label JW Anderson” (英語). The Guardian 2021年5月31日閲覧。
  15. 1 2 Remsen, Mick (June 9, 2016) (英語). Up Close and Personal With Jonathan Anderson and A$AP Rocky’s New Collab.
  16. ↑ Périer, Marie (January 22, 2016). “JW Anderson launches workshops in London” (英語). Vogueイギリス.
  17. 1 2 “J.W Anderson workshop and Luis Venegas publication to co-release a mystery book”. Vogueイギリス (2016年1月29日). 2021年6月1日閲覧。
  18. ↑ Guisset, Brune (September 22, 2016) (英語). The collab: M/M Paris for JW Anderson Workshops.
  19. ↑ Scheider, Matthew (2016年6月8日). “Jonathan Anderson Taps ASAP Rocky, Fan Turned Collaborator” (英語). NY Times
  20. ↑ Périer, Marie (May 23, 2016) (英語). Obsession of the day: The Mackintosh x JW Anderson trench coat. Vogueイギリス.
  21. ↑ Moss, Victoria (2016年9月18日). “Reign of glory: how British heritage house Mackintosh took the catwalks by storm” (英語). デイリー・テレグラフ
  22. ↑ Dubs, Thaïs (May 24, 2016) (英語). JW Anderson Workshops and Giles Round recreate the Shiva vase.
  23. ↑ “Jamie Hawkesworth at JW Anderson Workshops”. BecauseLondon (2016年11月29日). 2015年6月1日閲覧。
  24. ↑ Eckardt, Stephanie (March 26, 2016). “Get to Know Photographer Ian David Baker, J.W. Anderson's Latest Collaborator”. W.
  25. ↑ Sauvalle, Julien (January 9, 2017). “Daily Crush: J.W. Anderson's 'Paolo' T-Shirt by Alasdair McLellan”. Out.
  26. 1 2 Radnor, Abigail (2017年3月10日). “‘It is quite petrifying’: designer JW Anderson on his first exhibition”. ガーディアン
  27. ↑ Menkes, Suzy (March 17, 2017). Disobedient Bodies.
  28. ↑ Anderson, Bonacina 2017.
  29. ↑ Fury, Alex (2015年11月15日). “British Fashion Awards 2015: JW Anderson wins menswear and womenswear designer of the year”. インデペンデント
  30. ↑ 柳井 2017.

参考資料

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書籍、雑誌
ウェブサイト

関連資料

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