Inner cell massとは? わかりやすく解説

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アイ‐シー‐エム【ICM】

読み方:あいしーえむ

《inner cell mass》⇒内部細胞塊


ないぶ‐さいぼうかい〔‐サイバウクワイ〕【内部細胞塊】

読み方:ないぶさいぼうかい

《inner cell mass》哺乳類発生初期段階で、胚盤胞内部形成される細胞群のこと。外側細胞胎盤になり、この内部の細胞塊が生物本体となる。これを取り出して培養することでES細胞樹立することができる。ICM


内部細胞塊

(Inner cell mass から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/12/06 00:15 UTC 版)

胚盤胞の構造、en:Endometrium:子宮内膜en:Inner cell mass(Embryoblast):内部細胞塊en:Trophoblast:栄養芽細胞、Blastocyst cavity(en:Blastocoele):卵割腔

内部細胞塊(ないぶさいぼうかい、inner cell mass:ICM)とは、哺乳類の早期胚発生において、胚盤胞の内側に形成される細胞集団のことである。

組織の形成

桑実胚のうち、内側の細胞が内部細胞塊となる。外側の細胞の大部分は栄養芽細胞英語版となり、栄養外胚葉を形成する。

内部細胞塊を取り囲んでいる栄養外胚葉の細胞は胎盤を形成する。内部細胞塊は胚盤葉上層と原始内胚葉 (primitive endoderm。ニワトリ胚における胚盤葉下層に相当)の2層に分離し、二層胚盤 (bilaminar germ disc) と呼ばれる構造を形成する。

胚盤葉上層からは胚体と羊膜が形成される。原始内胚葉は胚体外の層であり、胚体の細胞は作らず卵黄嚢を形成する[1]

ES細胞

内部細胞塊の細胞を単離し、フィーダー細胞上で培養すると多能性を持ったES細胞が得られる。詳しくはES細胞を参照。

関連項目

参考文献

  1. ^ Scott F. Gilbert 『ギルバート発生生物学』、阿形清和、高橋淑子 メディカル・サイエンス・インターナショナル、2015年ISBN 978-4-89592-805-2 

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