ハイネ・カントールの定理とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 理論・法則 > 定理・公理 > 定理 > ハイネ・カントールの定理の意味・解説 

ハイネ・カントールの定理

(Heine–Cantor theorem から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/13 00:55 UTC 版)

ハイネ・カントールの定理英語: Heine–Cantor theorem)とは、次のような定理である。

Mコンパクト距離空間N を距離空間とする。このとき、任意の連続関数 f  : M → N は一様連続である。

微分積分学における言明

微分積分学では次のように表現される。

定理 有界閉区間 I 上の連続関数 f : IR一様連続である。

証明

実数 を任意に取る。連続性より、各 に対して を含む の開集合である。ここで は開球を表す。 となるような たちの全体は 開被覆を成す。 はコンパクトだから有限部分被覆 が取れる。 と置く。いま について と仮定する。ある に対して である。よって三角不等式より である。ここから が分かる。すなわち である。三角不等式から が分かる。

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハイネ・カントールの定理」の関連用語

ハイネ・カントールの定理のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハイネ・カントールの定理のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハイネ・カントールの定理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS