肥田晴三とは? わかりやすく解説

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肥田晴三

(Haruzo Hida から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 13:20 UTC 版)

肥田 晴三(ひだ はるぞう、1952年8月6日 - )は、日本の数学者で、数論代数幾何学モジュラー形式の研究で著名である。大阪府堺市出身。

経歴

肥田は、京都大学から1975年学士号を、1977年修士号を、1980年「志村曲線のヤコビアンの因子としての虚数乗法を持つアーベル多様体」(On Abelian Varieties with Complex Multiplication as Factors of the Jacobians of Shimura Curves)の論文により博士号を得た[1]。しかし一方、1977年肥田は京都大学を去った。1977年から1984年まで北海道大学助教授、1984年から1887年まで同大准教授だった。1987年からカリフォルニア大学ロサンゼルス校で教授を務めている。1979年から1981年までプリンストン高等研究所の訪問研究者だった。

1986年肥田は、バークレーの国際数学者会議の招待講演者だった[2]。1991年、肥田はグッゲンハイム・フェローシップを受賞した[3]。1992年、代数群のp進L-関数とp進ヘッケ環に関する研究に対して、日本数学会春季賞を肥田は受賞した。[4]2012年、肥田はアメリカ数学会のフェローに選出された[5]。2019年、1986年にInventiones Mathematicaeで発行された「Galois representations into GL2(Zp[[X]]) attached to ordinary cusp forms」という非常に独創的な論文に対して、独創的研究部門のスティール賞を受賞した[6]

アンドリュー・ワイルズによるフェルマーの最終定理の証明には、肥田理論が使用されている。

代表的な著作物

脚注

  1. ^ 肥田晴三 - Mathematics Genealogy Project
  2. ^ ICM Plenary and Invited Speakers 国際数学者連合公式サイト(英文)
  3. ^ John Simon Guggenheim Foundation | Haruzo Hida”. John Simon Guggenheim Memorial Foundation (1991年). 2018年11月17日閲覧。
  4. ^ 1973年から1986年まで彌永賞が40歳以下の日本の数学者によりなされた最も優れた数学研究に授与された。1987年から彌永賞は、40歳以下の最も優れた日本の数学者の2人に対して贈られる春季賞と秋季賞に置き換えられた。List of prize winners, Mathematical Society of Japan Archived 2010-12-26 at the Wayback Machine.
  5. ^ List of Fellows of the American Mathematical Society
  6. ^ "Haruzo Hida to Receive 2019 Steele Prize for Seminal Contribution to Research" (Press release). American Mathematical Society. 2018. 2018年11月17日閲覧
  7. ^ Stevens, Glenn (1997). “Review: Elementary theory of L-functions and Eisenstein series by Haruzo Hida”. Bull. Amer. Math. Soc. (N.S.) 34 (1): 67–71. doi:10.1090/s0273-0979-97-00696-4. http://www.ams.org/journals/bull/1997-34-01/S0273-0979-97-00696-4/S0273-0979-97-00696-4.pdf. 
  8. ^ Langlands, R.P. (2007). “Review: p-Adic automorphic forms on Shimura varieties by Haruzo Hida”. Bull. Amer. Math. Soc. (N.S.) 44 (2): 291–308. doi:10.1090/s0273-0979-06-01131-1. http://www.ams.org/journals/bull/2007-44-02/S0273-0979-06-01131-1/S0273-0979-06-01131-1.pdf. 

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