Georgia State Capitolとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Georgia State Capitolの意味・解説 

ジョージア州会議事堂

(Georgia State Capitol から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 17:34 UTC 版)

西側(正面)から見たジョージア州議会議事堂

ジョージア州会議事堂(ジョージアしゅうかいぎじどう、Georgia State Capitol)は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタに位置する歴史的建造物であり、アメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されている。ジョージア州政府の活動拠点でもあり、2階にはジョージア州の知事、副知事、および州務長官のオフィスがある。3階は州議会の会議場となっており、4階には傍聴席とミュージアムが設置されている。

構造

ジョージア州会議事堂は、多くの州会議事堂と同様に、ルネサンス建築様式の合衆国議会議事堂にインスパイヤされて設計された。設計を行ったのはイリノイ州シカゴの建築家ウィロビー・エドブルックとフランクリン・バーナムであり、オハイオ州トレドにおいて図面が描かれた。

ジョージア州会議事堂

議事堂の正面は西側のワシントン通りに面している。ファサードには石製のペディメントと4本の柱を備えたポーティコがあり、それらは6本の巨大なコリント式オーダーによって支えられている。ペディメントの両側にはジョージア州の盾型の紋章がそれぞれ2つずつ刻まれている。議事堂の内部はヴィクトリア朝を反映しており、合衆国内でいち早くエレベーターや蒸気暖房、電灯照明を取り入れた。議事堂のいたるところに古典様式の柱形やオーク製の羽目板が使用されており、床面は同州ピケンズ郡で採掘された大理石が敷かれている。

議事堂の中央には円形の大広間があり、両側に配された大階段は3階のアトリウムへと続いている。大階段の上部には採光窓があり、そこから建物中心部へ光を送っている。

議事堂は政府の変化に合わせて、頻繁に改築が行われた。議事堂の上部にあるドームは、建設当初はテラコッタスズでメッキしたものであったが、1957年に改修した際、同州ランプキン郡ダロネガで100年以上前に採取された金が州に寄贈され、その金から造られた金箔が貼られた[1]

寸法

南北間の最大幅
105.99メートル
建物の高さ
83.02メートル
2階の大広間の天井の高さ
57.10メートル
ドームの直径
22.86メートル

ミュージアム

議事堂内のミュージアムは1889年に設置され、以来、ジョージア州の自然や文化的歴史に関する史料を広く収集している。アメリカ先住民族の工芸品、動物、岩石や鉱物、化石などである。歴代知事の肖像や著名な州民の彫像、南北戦争時代の旗などは、議事堂のいたるところに飾られている。

現在、議事堂のミュージアムは州務長官が管轄する公的な教育機関となっており、議事堂の歴史や州政府での出来事を記録・保存する役割も果たしている。

旧議事堂

ジョージア州ミレッジビルのイーストグリーン通りには、ジョージア州議会の2代目の議事堂があり、この建物は1867年まで州会議事堂として使用されていた。旧議事堂の1階は博物館として開放されている。

脚注

  1. ^ Georgia State Capitol. The New Georgia Encyclopedia. 2007年6月3日.

関連項目

外部リンク

地図


「Georgia State Capitol」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Georgia State Capitol」の関連用語

Georgia State Capitolのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Georgia State Capitolのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョージア州会議事堂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS