ルイシャム子爵、ジョージ・レッグとは? わかりやすく解説

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ルイシャム子爵、ジョージ・レッグ

(George Legge から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/16 05:26 UTC 版)

 

『ルイシャム子爵、ジョージ・レッグ』
スペイン語: George Legge, vizconde de Lewisham
英語: George Legge, Viscount Lewisham
作者 ポンペオ・バトーニ
製作年 1778年
種類 キャンバス上に油彩
寸法 127 cm × 100 cm (50 in × 39 in)
所蔵 プラド美術館マドリード

ルイシャム子爵、ジョージ・レッグ』(ルイシャムししゃく、ジョージ・レッグ、西: George Legge, vizconde de Lewisham, : George Legge, Viscount Lewisham)は、18世紀イタリアの画家ポンペオ・バトーニが1778年に制作した肖像画である。ルイシャム子爵ジョージ・レッグ英語版をモデルにしている[1][2]。この肖像画はイギリスフリゲート「ウェストモーランド 」(HMS Westmorland) の積荷であった数々の絵画作品に含まれていたが、アメリカ独立戦争中にフランス船に拿捕され、スペインがその積荷を獲得するにいたった[1][2]。同じ積荷にあった『初代ダンスタンヴィル男爵フランシス・バセットの肖像[3]とともに、本作はスペイン王カルロス3世により1783年に購入されてスペイン王室のコレクションに入り、現在、マドリードプラド美術館に所蔵されている[1][2]

作品

『小ファウスティーナの肖像』 (147–148年)、カピトリーノ美術館、ローマ

ローマに拠点を置いていたバトーニは、グランドツアー中の富裕なイギリス人の肖像を描くことを専門にしていた。彼は古代芸術に造詣が深く、ルネサンスとバロック期の古典主義を受け継いだ画家である。国際的名声を獲得した彼には、旅行者からの注文が殺到した[2]

本作のモデルのルイシャム子爵はグランドツアー中にバトーニのアトリエを訪れた数多くのイギリス人の1人であり、そうした人物の典型が本作に見て取れる。バトーニは顧客の出身地に合わせ、フランドルバロック期の巨匠ヴァン・ダイクが大きな影響を残したイギリス肖像画の様式で本作を描いている[2]。子爵は赤いジャケットと白いウェストコートを身に着け、手にイタリアの地図を持って座っている。背景には、大理石製の『小ファウスティーナの胸像』 (カピトリーノ美術館ローマ)、本、インク壺が見える。子爵は後にイギリス貴族社会の著名な人物となり、長年イギリス王室と親密な関係を維持した[1]

脚注

  1. ^ a b c d George Legge, Viscount Lewisham”. プラド美術館公式サイト (スペイン語の英訳). 2026年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e プラド美術館 2009, p. 296.
  3. ^ Francis Basset, 1st Baron of Dunstanville”. プラド美術館公式サイト (英語). 2026年2月10日閲覧。

参考文献

外部リンク




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