GYP_(ソフトウェア)とは? わかりやすく解説

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GYP (ソフトウェア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 08:01 UTC 版)

GYP
作者 Mark Mentovai
開発元 Chromium.org
リポジトリ
プログラミング
言語
Python
対応OS macOS, Linux, Solaris, FreeBSD, OpenBSD, Windows
種別 ビルド自動化
ライセンス BSDライセンス
公式サイト gyp.gsrc.io 
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GYP (Generate Your Projects) は、自動ビルドツール。GYPは2011年にGoogleにより開発された、Chromiumウェブブラウザをビルドするために統合開発環境プロジェクトファイルVisual StudioXcode)を生成するオープンソースソフトウェア[1]。ライセンスはBSDライセンス

GYPの機能はCMakeに似ている。GYPは、1つまたは複数のターゲットプロジェクトファイルを生成するために、JSONを含むファイルを処理する[2]。単一のソース .GYP ファイルは共通だが、出力ファイルは各ターゲットとビルドツールに固有のものとなる。

2016年に、ChromiumプロジェクトはGYPをGNに置き換えた。これは、Ninjaビルドを生成するツールである。この切り替えにより、彼らのユースケースでは速度が20倍に向上した[3][4]。GYPからGNに移行した他のプロジェクトには、V8 (JavaScriptエンジン)[5]WebRTC[6]Dart[7]などがある。

現在でもGYPを使用しているソフトウェアプロジェクトとしては、Node.js[8]Telegram[9]などがある。

関連項目

参照

  1. ^ GitHub - chromium/gyp: GYP is a Meta-Build system: a build system that generates other build systems.” (英語). GitHub. 2021年7月28日閲覧。
  2. ^ Gyp Make file dictionary”. GYP user documentation. 2025年1月29日閲覧。
  3. ^ https://chromium.googlesource.com/chromium/src/tools/gn/+/48062805e19b4697c5fbd926dc649c78b6aaa138/README.md; new version
  4. ^ GN build configuration”. 2025年1月29日閲覧。
  5. ^ Bynens, Mathias (2019年8月27日). “Building V8 with GN”. v8.dev. 2025年1月29日閲覧。
  6. ^ Issue 3441: Convert WebRTC GYP files to GN
  7. ^ Dart”. GitHub (12 May 2022). 2025年1月29日閲覧。
  8. ^ Schlueter, Isaac Z (25 June 2012). “Announcing Node 0.8”. the Node.js official blog. 2014年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ2025年1月29日閲覧。
  9. ^ Telegram Desktop – Official Messenger: Third Party components”. GitHub. 2021年4月10日閲覧。

外部リンク




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