GL events
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/06 12:52 UTC 版)
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種類
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公開会社 |
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| 市場情報 | Euronext: GLO |
| 業種 | イベントサービス |
| 設立 | 1978年 |
| 創業者 | オリヴィエ・ジノン (Olivier Ginon) |
| 本社 | 、 |
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事業地域
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欧州、中東、南米、北米、アフリカ、アジア(中国、日本)[1]:62 |
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主要人物
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オリヴィエ・ジノン(会長兼最高経営責任者) |
| サービス | イベントの企画・運営、展示会主催、施設運営 |
| 売上高 | 17億2100万ユーロ [1]:285 (2025) |
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従業員数
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6310人[1]:52 (2025) |
| ウェブサイト | www |
GL events(フランス語: GL events、ジーエルイベンツ)は、フランス・リヨンに本社を置く、イベント関連のサービスを包括的に提供する多国籍企業。世界中で国際会議、展示会、スポーツ・文化イベントなどを手掛けている。ユーロネクスト・パリに上場している。
概要
1978年にオリヴィエ・ジノン(Olivier Ginon)によって設立されたPolygone Servicesを前身とする。イベントの企画・設計・設営から、展示会の主催、コンベンションセンターや展示会場などの施設運営まで、イベント産業における一連のサービスを三つの主要事業部門(Live、Exhibitions、Venues)を通じて提供している。
世界各国の主要都市に拠点を持ち、オリンピック、FIFAワールドカップ、国際博覧会といった大規模な国際イベントのインフラ設営やサービス提供の実績を持つ。複数の国に倉庫を設置して船での資材の運搬を行い、建設・解体・再利用を繰り返す形で巨大イベントの仮設施設を提供している[2]。
沿革
- 1978年 - オリヴィエ・ジノンがリヨンでPolygone Servicesを設立。
- 1998年 - ユーロネクスト・パリ(当時はパリ証券取引所第二市場)に株式を上場。
- 2000年 - シドニーオリンピックへの参画を機に、本格的な国際展開を開始。
- 2003年 - 社名を現在のGL eventsに変更。
- 2000年代 - ハンガリーのHungexpo(ブダペスト)、ブラジルのRiocentro(リオデジャネイロ)、スペインのCCIB(バルセロナ)など、世界各地の主要なイベント施設の運営権を相次いで獲得。
- 2018年 - 設立40周年および株式上場20周年を迎える。この年、グループ全体の売上高が初めて10億ユーロを突破した。
- 2024年 - 2024年パリオリンピック・パラリンピック競技大会において公式仮設インフラパートナーを務め[1]:42、馬術競技、ホッケー、セーリングなど複数の競技会場の仮設インフラや関連サービスの設営・運営を担当。
- 2025年 - スタッド・ド・フランスの30年間の運営コンセッション契約を締結[1]:305。
- 2026年 - 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)で、会場の調査・デザイン、仮設インフラの設営、ホスピタリティエリアやメディアエリアの内装、入場管理・アクレディテーション対応、表彰式の運営コーディネーションなど、多岐にわたる専門領域のサービスを提供[3]。
事業内容
GL eventsグループは、以下の3つの主要事業部門で構成されている。
GL events Live
企業イベント、国際会議、スポーツ・文化イベントなど、あらゆる種類のイベントに関する企画、コンサルティング、設計、設営、運営を行う。特に、大規模イベントにおける仮設の観客席、テント、電源供給、映像・音響システムといったインフラ提供に実績がある。
GL events Exhibitions
食品、ファッション、繊維、工業製品など、様々な産業分野で自社ブランドの国際見本市や展示会を企画・主催している。代表的な主催見本市には、外食・ホテル産業向けの「Sirha(シラ)」や、産業見本市「Global Industrie(グローバル・インダストリー)」などがある。
GL events Venues
コンベンションセンター、展示会場、多目的ホールといったイベント施設の運営・管理を行う。フランス国内をはじめ、ヨーロッパ、南米、アジアなど、世界各地で50以上の施設ネットワークを管理している。
主な実績・運営施設
主な関与イベント
主な運営施設
- Eurexpo Lyon(フランス・リヨン)
- Palais Brongniart(フランス・パリ)
- Riocentro(ブラジル・リオデジャネイロ)
- São Paulo Expo(ブラジル・サンパウロ)
- Anhembi(ブラジル・サンパウロ)
- Hungexpo Budapest Congress and Exhibition Centre(ハンガリー・ブダペスト)
- World Forum The Hague(オランダ・ハーグ)
- バルセロナ・インタナショナルコンベンションセンター(スペイン・バルセロナ)
- 愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)(日本・愛知県常滑市)
受賞歴
パリ五輪では仮設インフラの7割、60以上の施設に渡る16万席のスタンドを提供し、英国のAccess All Areas誌が主催する「Event Production Award 2025」においてEvent Production of the Yearを受賞した[4]。また、フランスのMeet-In誌の「Grand Prix KréA 2025」ではパリ五輪での環境に配慮したインフラ整備やエネルギー供給の成果により年間最優秀企業賞を受賞している[5]。
日本での展開
日本法人であるGL events Japan株式会社(ジーエルイベンツジャパン)(2016年設立)を通じ、東京・大阪・常滑の三拠点を置いて事業を展開している[6]。
2019年に開業した愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)の運営会社である愛知国際展示場株式会社に前田建設工業と共に出資しており(GL eventsは51%を出資[1]:355)、運営の中核を担っている。愛知県はGL eventsとの間で国際産業展を立ち上げていくための覚書を結び[7]、2024年にはGlobal Industrieの日本版という位置付けの展示会Smart Manufacturing Summit by Global Industrieが開催された[8]。
2024年10月1日、GL events Japan社は2027年国際園芸博覧会において仮設建築物の代行サービスの提供者となることが発表された[9]。
2025年日本国際博覧会(大阪関西万博)では、海外パビリオンの建設を請け負った日本の下請け建設会社に対し、数億円規模の工事代金未払いが報じられている[10]。対象のパビリオンは以下である。
- ドイツパビリオン
- マルタパビリオン
- ルーマニアパビリオン
- セルビアパビリオン
2026年開催の第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)においては、大会の最上位スポンサー(プレステージパートナー)に名を連ねている[11]。全競技会場の設営を630億円で受注し、会場の管理、表彰式、記者会見、観客向けサービスの提供といった運営面も一部担う形となっている[12][1]:42。電圧の間違いにより照明器具が破損するトラブルがあったほか[13]、国歌を取り間違えて流すミスが発生したホッケー会場では工期に遅れが発生しており国歌演奏の予行ができていなかったという[12]。
ガバナンス
創業者のオリヴィエ・ジノンが一貫して会長兼CEOを務めている。本社はフランス・リヨンに所在。創業者が支配する持株会社Polygone SAが株式の過半数を保有しており、2026年1月31日時点で資本の58.49%(議決権の72.54%)を占めている[14][1]:292。
2017年フランス大統領選挙では、マクロン大統領陣営の政治運動がGL eventsから会場・機材レンタルの大幅な値引きを受けているという疑惑をMediapart誌が報じた。GL側は商業慣行上の季節割引の範囲であったとし、フランスの政治資金委員会はその説明を受け入れた。[15]また、パリ五輪の開催にあたっては組織委員会がGL側への支払額を「ビジネス上の理由」で非開示にしたことから、ジノン会長がマクロン大統領と近しい関係にあるのではないかという疑惑が報じられたが、ジノン会長はパリ五輪の契約は競争入札で勝ち取ったものだと反論した[16]。
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 “2025 Universal Registration Document” (英語). GL events (2026年4月1日). 2026年10月4日閲覧。
- ↑ “五輪等で進む施設の仮設化 世界規模で資材を再利用”. 朝日新聞 (2018年7月14日). 2026年10月4日閲覧。}
- ↑ https://www.gl-events.com/ja/node/1964
- ↑ “GL events wins event production of the year at the event production awards!”. GL events UK. 2026年10月4日閲覧。
- ↑ Laurence Rousseau (2025年2月12日). “Grand Prix KréA 2025 : un palmarès sous le signe de la créativité durable ! - Meet In” (フランス語). Meet In. 2026年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月6日閲覧。
- ↑ “GL events”. 2026年10月4日閲覧。
- ↑ “GL eventsと新たな国際産業展を立ち上げていくための覚書を締結しました”. 愛知県 (2019年6月25日). 2026年10月5日閲覧。
- ↑ “スマートマニュファクチャリングサミット、日欧の先端技術集結”. 中日新聞BIZ. 2026年10月5日閲覧。
- ↑ “GREEN×EXPO 2027 のリユース型建築代行サービス 「GX House サプライヤー」に10社を認定” (PDF). 2025年11月29日閲覧。
- ↑ “閉幕後も続く未払い問題、大阪・関西万博の工事費で食い違う主張”. 2025年11月28日閲覧。
- ↑ “アジア競技大会パートナー”. 2026年10月4日閲覧。
- 1 2 “アジア大会で運営混乱 電通に頼らず準備ほころび 五輪招致に影響も”. 朝日新聞. 2026年10月4日閲覧。
- ↑ The Straits Times (2026年9月22日). “Aichi-Nagoya Asian Games hit by overseas contractor problems” (英語). The Straits Times. 2026年10月5日閲覧。
- ↑ “Olivier Ginon fait évoluer l'actionnariat de contrôle de GL Events” (フランス語). Le Journal des Entreprises (2025年2月10日). 2026年10月6日閲覧。
- ↑ “Campagne présidentielle : la société d'événementiel GL Event dément avoir accordé des "cadeaux" à Macron” (フランス語). franceinfo (AFP配信) (2018年4月30日). 2026年10月5日閲覧。
- ↑ “Le spécialiste de l'évènementiel GL Events a gagné 360 millions d'euros avec les Jeux de Paris 2024” (フランス語). franceinfo (AFP配信) (2024年9月5日). 2026年10月5日閲覧。
外部リンク
- GL eventsのページへのリンク