ダルド級駆逐艦 (プリマ)とは? わかりやすく解説

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ダルド級駆逐艦 (プリマ)

(Freccia-class destroyer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/05 14:56 UTC 版)

ダルド級駆逐艦 第一グループ
艦級概観
艦種 駆逐艦
就役開始 1931年(ダルド)
退役完了 1945年(ダルド)
前級 トゥルビーネ級駆逐艦
次級 ダルド級駆逐艦 第二グループ
性能諸元
排水量 基準排水量 1,205トン
常備排水量 1,690トン
満載排水量 1,890トン
全長 96.2m
全幅 9.7m
吃水 4.3m
機関 ギアードタービン3缶2基 2軸推進 44,000hp
速力 38ノット
航続距離 4,600海里(12ノット)
乗員 156人
兵装 120mm連装砲 2基4門
40mm連装機関砲 2門
13.2mm機銃 2基
3連装533mm魚雷発射管 2基
爆雷または機雷 60発
表記
日本語 ダルド級駆逐艦 第一グループ
フレッチャ級駆逐艦
イタリア語 Cacciatorpediniere Classe Dardo Prima Serie
Cacciatorpediniere Classe Freccia
英語 Dardo Class Destroyer First Series
Freccia Classe Destroyer

ダルド級駆逐艦 第一グループCacciatorpediniere Classe Dardo Prima Serie)は、イタリア王立海軍駆逐艦。4隻が建造された。フレッチャ級駆逐艦Classe Freccia)あるいは、単にダルド級駆逐艦とも呼ばれる。

ダルド級駆逐艦の前期型であり、ギリシャ海軍イドラ級駆逐艦の原型となった。本級より、第二次世界大戦期のイタリア駆逐艦の顕著な特徴である、大型煙突1本へ集約された煙突が見られる。

高速・軽武装を特徴としていたが、後に防空能力を強化するため、対空火器は20mm機関砲8門に変更され、さらに1940年には37mm機関砲4門が増設されている。この時、爆雷投射機2基も追加された。

第二次世界大戦においては、同型艦4隻で第7駆逐艦戦隊を編成。カラブリア沖海戦には全艦揃って参加し、スパルティヴェント岬沖海戦にもストラーレ以外の各艦が投入された。ストラーレはチュニジアのボン岬沖で座礁し、残る3隻はイギリス軍の輸送阻止作戦に投入されたが、サエッタが触雷で喪失、フレッチャは空襲により沈没し、停戦時に残存していたのはダルドのみであった。ダルドは、1943年9月8日にドイツ海軍に接収され、水雷艇TA31として1945年4月25日に自沈するまで使用された。

同型艦

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