EKW C-35とは? わかりやすく解説

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EKW C-35

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/13 01:01 UTC 版)

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EKW C-35

EKW C-3603-1

EKW C-35Eidgenössische Konstruktions Werkstätte C-35)は、1930年代スイストゥーンの連邦製造工廠(Eidgenössische Konstruktions Werkstätte: K+W)で設計された偵察機/ 地上攻撃機用の複座の複葉機である。

開発

当時スイス空軍が使用していたフォッカー C.Veを代替するために複葉機のEKW C-35と単葉機のEKW C-36という2機種が連邦製造工廠で設計された。評価試験後の1936年に空軍は40機のC-35を発注した。 C-35は尾輪式の固定降着装置と通常の形式の尾翼を持つ複葉機であり、イスパノ・スイザ HS-77 V型12気筒エンジン(イスパノ・スイザ 12Ycrsライセンス生産)を搭載していた。

運用の歴史

最初のC-35は1937年5月にスイス空軍に納入され、1938年末までに全機の納入が完了した。就役中の機体を補充するために1941年から1942年にかけて更に8機が製造された。1943年EKW C-36と代替されて第一線から引き揚げられ、夜間飛行部隊へ移管された。C-35は1954年に退役した。

運用

 スイス

要目

(C-35) Data from The Illustrated Encyclopedia of Aircraft (Part Work 1982-1985), 1985, Orbis Publishing, Page 1593

  • 乗員:2名
  • 全長:9.54 m (31 ft 3½ in)
  • 全幅:13.08 m (42 ft 11 in)
  • 全高:3.75 m (12 ft 3½ in)
  • 翼面積:32 m2 (344.46 ft2)
  • 空虚重量:2,190 kg (4,828 lb)
  • 全備重量:3,130 kg (6,900 lb)
  • エンジン:1 × イスパノ・スイザ HS-77 倒立V型エンジン 、642 kW (860 hp)
  • 最大速度:335 km/h (208 mph)
  • 巡航高度:8,000 m (26,247 ft)
  • 航続距離:750 km (466 miles)
  • 上昇率: 11.51 m/s (2,265 ft/min)
  • 武装:
    • 1 × 20 mm 機関砲(前方固定モーターカノン
    • 2 × 7.5 mm 機関銃(主翼内)
    • 1 × 7.5 mm 機関銃(後席)
    • 22 kg (221 lb) 爆弾(主翼下面爆弾架)

出典

  • The Illustrated Encyclopedia of Aircraft (Part Work 1982-1985), 1985, Orbis Publishing, Page 1593





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