Datamartとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Datamartの意味・解説 

データ‐マート【data mart】


データマート

(Datamart から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 14:27 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

データマート (Data Mart) は、データウェアハウスの中から特定の目的に合わせた部分を取り出したもの。通常は利用部門が利用目的に合ったデータのみを所持するものである。

データマートの利点

利用部門ごとに使用するデータや分析内容が異なることが多いため、その利用部門が必要とするデータのみをデータウェアハウスから抽出したり、その利用部門が必要とする分析データをあらかじめ集計することにより、分析レスポンスを向上できる。これは、データ容量が小さくなることやリクエストのたびに集計値を計算することがなくなるためにレスポンスが向上できることと、通常は利用部門ごとにサーバを設置するためにサーバ単位の同時ユーザ数が減るためでもある。

データマートとデータウェアハウス

データマートとデータウェアハウスは、必ず両方を導入する必要はなく、小規模の分析システムではデータマートのみというシステム構成も可能であるし、逆に同時使用ユーザ数が少なかったり、強力なデータウェアハウスのサーバを導入するケースではデータマートを作成しないこともある。ただ、一般的な傾向として複数(多数)の基幹システムからデータを抽出・ロードするケースでは、データマートだけでは能力不足なのでデータウェアハウス(セントラルウェアハウス)を導入することが多い。

分析ユーザ側からの要件として、多数の同時アクセスユーザ数がある場合は、サーバを並列にできることとデータベースを小型化できるので、データマートを導入することが多い。

データマートの弱点

  • バッチ処理が処理途中でアベンドしてしまった場合など、並列処理でデータマートを構築しているケースが多いので、リカバリに苦労する。
  • データマートに追加データ項目が発生する場合、ETLを修正する必要がある。もちろん、そのデータマートを分析するBIツールの変更も必要。

データマート製品

データマートは、RDBと同じなので、通常のリレーショナルデータベースが使用される。

  • Oracle Oracle10g
  • Microsoft SQLserver2005
  • SAP HANA
  • SAP Sybase ASE

関連項目


「Data Mart」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Datamart」の関連用語

Datamartのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Datamartのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JERICHO CONSULTINGJERICHO CONSULTING
Copyright (C) 2025by Jericho Consulting Co.,Ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデータマート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS