CAP/cAMPを介した調節(カタボライト抑制)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 17:42 UTC 版)
「L-アラビノースオペロン」の記事における「CAP/cAMPを介した調節(カタボライト抑制)」の解説
大腸菌が好む糖であるグルコースの不在下でのみ、CAPは転写のアクチベーターとして機能する。グルコースの不在下では、araI1とaraO1の間に位置するCAP結合部位に対し、CAP-AMP複合体が高いレベルで結合する。CAP-cAMPの結合はaraI1とaraO2の間のDNAループ構造を開き、AraCタンパク質のaraI2に対する結合親和性を高めることでaraBADプロモーターへのRNAポリメラーゼの結合を促進し、L-アラビノースの代謝に必要なaraBADの発現のスイッチを入れる。
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