Black Bitternとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Black Bitternの意味・解説 

タカサゴクロサギ

(Black Bittern から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 18:04 UTC 版)

タカサゴクロサギ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: ヨシゴイ属 Ixobrychus
: タカサゴクロサギ I. flavicollis
学名
Ixobrychus flavicollis
(Latham, 1790)
和名
タカサゴクロサギ
英名
Black Bittern

タカサゴクロサギ(高砂黒鷺、学名:Ixobrychus flavicollis)は、ペリカン目サギ科に分類される鳥類の一種である。和名は、「台湾に生息する黒いサギ」ということからついた。日本に留鳥として生息するクロサギとは属が異なる(クロサギはコサギ属「Egretta」)。

分布

中国南部、台湾、東南アジアインド、ニューギニア、オーストラリア北部で繁殖する。北方の個体は冬季に南へ渡り越冬する。

日本では、亜種タカサゴクロサギが迷鳥として新潟県千葉県広島県男女群島トカラ列島沖縄県大阪府京都府などで記録されている。

形態

全長は約58cm。翼開長は54-66cm。雄成鳥は頭部から背、翼、尾にかけての体の上面が、わずかに青みがかった黒色である。体の下面は黄褐色で、黒褐色の縦斑が密に入っている。嘴は黒く細長く、足は暗緑色である。雌成鳥は、体の上面が黒褐色である。幼鳥は雌成鳥と羽色が似ているが、頭部が淡褐色である。

生態

水田、湿地、アシ原、草原、マングローブ林などに生息する。単独もしくは番いで生活する。日本では、ほとんどが単独での記録である。

食性は肉食性で魚類両生類昆虫類を食べる。

繁殖形態は卵生。樹上やアシ原に雌雄共同で巣を作り、1腹3-6個の卵を産む。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。

亜種

以下の3亜種に分類される。

  •  Ixobrychus flavicollis flavicollis タカサゴクロサギ
  •  Ixobrychus flavicollis australis
  •  Ixobrychus flavicollis woodfordi

保全状態評価

参考文献

  • 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版2000年
  • 真木広造他 『日本の野鳥590』、平凡社2000年
  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、39頁

関連項目


「Black Bittern」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Black Bittern」の関連用語

Black Bitternのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Black Bitternのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのタカサゴクロサギ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS