Beast of Reincarnation
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/08/25 01:13 UTC 版)
| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 対応機種 | |
| 開発元 | ゲームフリーク |
| 発売元 | Fictions |
| ディレクター | 古島康太[1] |
| 発売日 | 2026年8月4日[2] |
『Beast of Reincarnation』(ビースト・オブ・リンカネーション[1])は、Fictionsより2026年8月4日に発売されたXbox Series X/S・PlayStation 5・Microsoft Windows用ゲームソフト。ジャンルはアクションRPG[1]。開発はポケットモンスターシリーズで知られるゲームフリーク。
概要
2023年5月に『Project Bloom』として制作が発表され、2025年6月9日に配信された「Xbox Games Showcase 2025」で正式に発表された[3]。ディレクターと脚本は古島康太で、古島は脚本初挑戦となる[4]。
あらすじ
西暦4026年。文明崩壊後の日本。
国中に穢れが蔓延り、あらゆる生物を腐食体へと変貌させていく世界で過去の記憶と感情の無い穢れ人の主人公、エマは腐食体であるクゥと共に遥か西の地にいるという穢れの元凶・輪廻の獣を討伐する旅をすることとなる。
一人と一匹の旅の果てに、何が待ち受けるのか…
登場キャラクター
主人公
- エマ
- 声 - 石川由依
- 主人公の女性。過去の記憶と感情が無く"穢れ"に侵された"穢れ人"。自分の欠けている感情について知りたいと考えている。コロニーの住人達からは"腐食体"として忌み嫌われているが都の王の命で浄化兵として"輪廻の獣"討伐の旅をすることとなる。他の腐食体と異なり、腐食体を吸収し、自らの能力として還元する能力を持つ。
- クゥ
- エマと共鳴したことで"輪廻の獣"討伐の旅を共にすることとなった白い"腐食体"の相棒。普段の見た目は狼に似た大きな白犬でエマに撫でてもらうと喜ぶが戦闘時は開花技を用いて戦う。
- 正体は輪廻の獣がヴァイオレットの魂を捜索するために自身から切り離した分身、『犬神の一族』の末裔。
主要登場人物
- ブラッド
- 声 - 大塚明夫
- エマの拠点となっている浄化船バウエラの船長を務める老年の男。エマの護衛役として小河内のコロニーに向かった際、ヌエによるコロニーの襲撃によりブラッド以外の護衛のメンバーが全滅した中、単身エマとカグラを救い出した。
- その正体は先史文明時代からの生き残りの技術者であり、クナイと共に輪廻の獣と手を組んだ都の王を暗殺するべくエマを腐蝕体討伐の旅に同行させていた。当初はエマに対して『シャンバラ』の真実を語るべきか躊躇っていたが、やがてエマ本人が自らの目で真実を確認するとよい、と考えるようになっていく。
- 終盤、手を組んでいたクナイの裏切りにより、押し寄せた大量のゴーレムの襲撃を受けてしまい、最後は爆弾でゴーレムを道連れにする形で爆死した。生前、輪廻の獣の再生を阻止できる武器・カンザシを完成させてあり、最終決戦にてエマが使用することとなる。
- ヴァイオレット
- 声 - 佐藤みゆ希
- 常にエマの側に寄り添う霊体の少女。「〜じゃ」と貴族のような口調で話す。姿はエマ以外の人物には認知できない。感情が欠落しているエマに対して傍からアドバイスをするなど、面倒見が良い。
- その正体は仮想世界・シャンバラにおける輪廻の獣を管理する巫女の一族の末裔。遥か昔、シャンバラのネットワークの中枢である月面サーバー基地の崩壊により、不完全な形で魂が現世へと転送された。本来であればこの時に肉体を得るはずであったが、本来魂の受け皿となるはずであった器となる肉体に魂(エマ)が芽生え始めてしまっていたため、魂の半分だけが幽体として現世に取り残され、その際の副作用として記憶喪失に陥り、エマと共に行動するようになった経緯を持つ。
- カグラ
- 声 - 諸星すみれ
- 浄化船バウエラの給仕を担当する少女。元々小河内のコロニーで管理ゴーレムから迫害を受けていたところをエマと出会ったのを機に親交を深めるが、ヌエによるコロニー襲撃の際に攻撃を受けてしまい、コロニー脱出後もしばらく意識不明となっていた。その後、ある程度ストーリーが進むと意識を取り戻し、浄化船における炊事や雑用を担当するようになる。
- クナイ
- 声 - 小林ゆう
- エマと同様、都を目指し旅をする穢れ人の女性。右手が義手となっているほか、腐蝕体のキリンを引き連れている。先史文明区域でゴーレムの襲撃からエマを救ったのを機に知り合う。当初はブラッドと手を組み、都の王暗殺のために先回りして都に辿り着いていたが、永遠の命を与えられることを条件に王に寝返り、ブラッド達を襲撃する。終盤、都にてエマと対峙し、戦いを繰り広げるものの敗北。この時に正気を取り戻し、王の暗殺の悲願を遂げた。
- ミコト
- 声 - 石田彰
- 各地を放浪する穢れ人の男性。先史文明区域でゴーレムに襲われていたところをエマに救われる形で知り合う。琥珀や腐蝕体の声を聞くことができ、それらに声を響かせることで更なる特性をもたらすことができる。この特性を活かし、以後通信で呼び出すことで能力強化の割り振りをリセットすることが可能。
- その正体は全ての元凶である輪廻の獣そのものであり、シャンバラの管理者(詳細は輪廻の獣を参照)。
- シドウ
- 声 - 三上哲
- エマとクゥの動向を監視する謎の穢れ人。腐蝕体のヌエを引き連れている。エマを「器」と呼び、行く先々で戦いを挑んでくる。
- 都の王
- 声 - 金尾哲夫
- エマが浄化兵として活動するきっかけを作った人物。身体には多数の電気ケーブルが繋がれ、延命措置が施されている。穢れを吸収する力を持つエマに対し、輪廻の獣討伐の命を下す。
- 遥か2000年前、輪廻の獣と手を組み、「人間は新しい段階に進化すべき」という考えの下人類を穢れによって選別する『プロジェクト・シャンバラ』を決行。多数の人間を犠牲にしてきた。
- 終盤、都に乗り込んできたエマとクナイを戦わせ、真の器としての最後の選別を試みるが、戦いの中で正気を取り戻したクナイにより背後から刺され死亡する。
敵
- 輪廻の獣
- 遥か昔に突如として出現し、日本中に穢れを振り撒いた存在。他の生物とは異なり、100年に一度流星と共に蘇るため、寿命が存在しないに等しい。
世界観
本作は遥か昔に何処からともなく現れた輪廻の獣により穢れが撒き散らされたことで人間が暮らすことのできる環境が失われ、文明が崩壊した未来の日本が舞台となっている。穢れにより居場所を奪われた人々はコロニーや地下施設に身を潜め、ひっそりと暮らしている。未来が舞台ではあるものの、人々は皆着物を身に纏っているなど文明のレベルが後退している部分も見受けられる。
用語
- 穢れ
- 遥か昔に突如として現れた輪廻の獣により振り撒かれた、本作の鍵となる現象。穢れを受けた者は身体から植物が生い茂り、徐々に肉体が植物と一体化した腐食体と呼ばれる存在に変貌し、周囲に穢れを伝播させていく。
- ゴーレム
- 人の姿をした機械。その正体は人間が穢れの侵食から逃れるべく魂を機械に移植し作り出された存在。そのため、人間と同じように物事を考え、話すことが可能。一方で穢れに耐性のない生身の人間よりも身分が上であり、コロニー内や外の世界においても腐食体の取り締まりを行っているのはゴーレムである。
評価
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レビュー収集サイトのMetacriticによると、Windows版とPlayStation 5版は「賛否両論または平均的な」評価を受けた一方、Xbox Series X/S版は「概ね好評」の評価を受けた[5][6][7]。開発元のゲームフリークは「十分に楽しめる体験を提供できなかった」として謝罪し、今後もゲームの改善を続けていくと述べた[25]。
関連項目
脚注
注釈
- ↑ 66件のレビューに基づく
出典
- 1 2 3 Igarashi (2025年6月9日). “ゲームフリークによる新作アクションゲーム「Beast of Reincarnation」が発表に。2026年発売予定”. 4Gamer.net. Aetas, Inc.. 2025年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月9日閲覧。
- ↑ “『ビースト・オブ・リンカネーション』が8月4日に発売決定。ゲームフリークが贈るポストアポカリプスの日本を舞台にしたアクションRPG【State of Play”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2026年2月13日). 2026年2月14日閲覧。
- ↑ Zenon (2025年6月9日). “ASCII.jp:ポケモンのゲームフリーク、ダーク系の完全新作 難易度高めの3DアクションRPG「Beast of Reincarnation」”. ASCII.jp. KADOKAWA ASCII Research Laboratories, Inc.. 2025年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月9日閲覧。
- ↑ “『Beast of Reincarnation』インタビュー! 文明崩壊後の過酷な日本を歩む一人と一匹の旅路【特集第2回】”. PlayStation.Blog 日本語 (2026年7月24日). 2026年8月17日閲覧。
- 1 2 “Beast of Reincarnation for PC Reviews”. Metacritic. 2026年8月3日閲覧。
- 1 2 “Beast of Reincarnation for PlayStation 5 Reviews”. Metacritic. 2026年8月3日閲覧。
- 1 2 “Beast of Reincarnation for Xbox Series X Reviews”. Metacritic. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ “Beast of Reincarnation” (英語). OpenCritic. 2026年8月6日閲覧。
- ↑ Barovic, Andrej (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation review – A song of inconsistency and beauty”. Destructoid. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Wales, Matt (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation review - Game Freak riffs on Sekiro and Monster Hunter with mixed results”. Eurogamer. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ LeBlanc, Wesley (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation Review - Boring World, Beguiling Combat”. Game Informer. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Dekker, Jake (2026年8月3日). “Beast Of Reincarnation’s Cinematic Focus Fails Its Flashy Action”. GameSpot. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Kemp, Luke (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation review: "The Pokemon dev knocks it out the park with a stunningly confident sci-fi action RPG"”. GamesRadar. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ McDowell, Shawn (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation Review”. Giant Bomb. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Beck, Adam (2026年8月3日). “Review: Beast of Reincarnation”. Hardcore Gamer. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Northup, Travis (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation Review”. IGN. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ Prescott, Shaun (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation review”. PC Gamer. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Collins, Quinn (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation review - Game Freak open a new world”. PCGamesN. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ Tailby, Stephen (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation Review (PS5)”. Push Square. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ Jones, Imani (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation Review”. RPGamer. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Wilkerson, Zach (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation Review”. RPGFan. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Erskine, Donovan (2026年8月3日). “Beast of Reincarnation review: Cycles of destruction”. Shacknews. 2026年8月3日閲覧。
- ↑ Argüello, Diego (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation review – a taxing reflection of human-made damage”. The Guardian. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ Aubrey, Dave (2026年8月4日). “Beast of Reincarnation review: Endearing characters and combat wrapped in a disappointingly dull journey”. Video Games Chronicle. 2026年8月4日閲覧。
- ↑ “Beast of Reincarnation director apologizes for not providing 'a sufficiently enjoyable experience,' but promises Game Freak is working on it”. PC Gamer (英語). 2026年8月13日. 2026年8月14日閲覧.
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