BNE (アーティスト)とは? わかりやすく解説

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BNE (アーティスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 00:02 UTC 版)

BNE(ビーエヌイー)は、アメリカ在住のグラフィティアーティストである。

概要

BNE と書かれた落書き(クアラルンプール)

約15年間(2012年時点)[1]にわたりアメリカをはじめとした世界各国において、白地に黒色のゴシック体で「BNE」「BNE WAS HERE」「BNE参上」などと書かれたステッカーおよびグラフィティを残す形で表現活動を行ってきた。

BNEのグラフィティの実行者は長らく謎となっていたが、2009年12月ニューヨーク・タイムズにインタビューが掲載されたことにより[2]、初めてBNEを名乗る人物がいることが明らかになった。その後2011年には水問題に苦しむ地域に手助けを行う財団・BNE Water Foundationを立ち上げた。ただしBNEの詳しいプロフィールはいまだに明らかになっておらず、

  • 1970年代後半〜1980年代前半生まれ[1]
  • 英語のアクセントから、ニューヨーク生まれと推測される[3]

といった断片的な情報がもたらされている。

グラフィティ活動

白地に黒色のゴシック体で「BNE」「BNE WAS HERE」「BNE参上」などと書かれたステッカー、およびグラフティが、香港クアラルンプールニューヨークサンフランシスコ東京バンコクプラハで確認されている。2006年7月、サンフランシスコ市長は 交通標識や公共物に貼られたステッカーに対する犯人逮捕のため、2,500ドルの懸賞金を賭けた[4]

日本国内

掲示板に張られたBNEステッカー(東京都足立区にて)

東京都内を中心に池袋新宿渋谷などの繁華街で歩道橋街灯消火栓などに貼られている。

かつて日本における報道ではBNEの意味として、

ではないかと報道された[5]

なお、公共の施設にステッカーを貼り付けることは公共のマナーに反するうえ、軽犯罪法[6]道路交通法にも抵触する。東京都の場合、「屋外広告物条例」の第7条第2項に禁止物件として「電柱、街路灯柱及び消火栓標識」「アーチの支柱及びアーケードの支柱」と明記されている(ただし罰則規定は無い)。悪質な場合は器物損壊罪建造物等損壊罪となる。

関連報道

脚注

  1. ^ a b THE BNE WATER ORGANIZATION(PAPERSKY, 2012年1月12日)
  2. ^ Making a Name for Himself, With Just 3 Letters(ニューヨーク・タイムズ, 2009年12月8日)
  3. ^ 「謎」と噂の「BNE」、アーティスト名と判明――途上国支援のNPOを設立オルタナ, 2012年3月8日)
  4. ^ SAN FRANCISCO / Reward for BNE sticker vandal / Mayor offers $2,500 for clues in meter marker mystery SFGate.com
  5. ^ フジテレビ系「FNNスーパーニュース」2006年9月20日
  6. ^ 軽犯罪法 第1条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。 第33号 みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をし、若しくは他人の看板、禁札その他の標示物を取り除き、又はこれらの工作物若しくは標示物を汚した者
  7. ^ BNE: Worldwide Graffiti Art? ABC News
  8. ^ 謎のステッカー「BNE参上」いったい何の意味があるの web R25

関連項目

外部リンク




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