有馬記念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 21:53 UTC 版)
有馬記念(ありまきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で実施する中央競馬の重賞競走(GI)である。
注釈
- ^ 八大競走の中では最も出走条件が緩やかで、クラシックに出走できない騸馬でも出走が可能である(八大競走と同等のジャパンカップも創設時から同。天皇賞も2008年から騸馬が解禁されている。またクラシックや天皇賞に外国産馬(マル外)が出走できなかった時代も、有馬記念とジャパンカップには出走できた。)。
- ^ この他に推薦委員会による選出もあったが、形骸化したため1996年より廃止された。
- ^ 日本の公営競技において、初めてファン投票による競走対象の選定を行ったのは競輪(オールスター競輪)である。
- ^ ただし、マスコミなどでは「第○○回有馬記念」と表記され、「(中山)グランプリ」の文言は殆ど登場しない場合が多い。
- ^ スタンドなどの大規模改築で開催が不可能な年度があっても、できる限り年末の中山開催ができるようにするためで、これまで東京競馬場など他場で代替となった例は一度もない(同じように日本ダービーもできるだけ東京競馬場で行えるようにするため、東京競馬場の竣工した1934年以後は他場振替は行われておらず、改築や、馬インフルエンザによる開催代替が発生しても、開催時期をずらして東京競馬場で開催した事例がある。)
- ^ 中央競馬がアラブ系競走を行っていた時代にはアングロアラブの出走も可能であり、「アラブの怪物」の異名を持つセイユウがファン投票による権利を持っていたものの、アラブの読売カップ(秋)連覇を優先し出走を辞退している。
- ^ 基本的に抽選会場に出席するが、栗東トレセン所属の調教師・騎手であるときは、衛星中継で出演する場合がある(ただし、新型コロナウィルスの対策の一環として、2020-2022年は一般ファンの招待はもとより、すべての関係者の会場の登壇もなく、関係者はすべて衛星中継回線、ないしは電話(2021年は全員が電話出演)での出場となったため、ゲストのうちのもう一人が枠順の抽選を行った)。
- ^ 2023年の地方競馬で施行する競走では、JBCクラシック(JpnI)・東京大賞典(GI)の1着賞金1億円が最高額[17]。
- ^ なお、競輪のKEIRINグランプリ(2023年)の優勝賞金は1億3000万円(その他副賞500万円。総計1憶3500万円)、競艇のグランプリ(同左)のそれは1億1000万円で、それぞれ優勝選手個人で受け取る額である(世界の公営競技においても、1レースにおける優勝賞金額ではKEIRINグランプリが第1位、競艇のグランプリが第2位である)。
- ^ その場合、年内最終日の月曜日には「阪神カップ」が行われた。最も、中央競馬の開催は2007年に一部改訂され、「1開催8日間」固定から、年間10会場・総合計288日間を超えない範囲であれば、「1開催4-12日間で自由に設定」できるようになり、祝祭日を含めた3日間連続開催が年最大4回行われているためでもある。
- ^ 具体的には12月27日、12月28日が日曜日と重複する場合が該当する。(最初の実例は2020年)
- ^ 古馬と3歳馬の混合の芝GIに限れば、年内最後であることには変わりがない。
- ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典
- ^ “The LONGINES World's Top 100 Group/Grade 1 Races for 3yos and upwards - 2019” (PDF). 国際競馬統括機関連盟(IFHA). 2020年11月18日閲覧。
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “レースについて:有馬記念 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2023年9月11日閲覧。
- ^ 「有馬記念創設の歴史」 有馬記念全史 14頁
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- ^ 有馬記念公開枠順抽選の実施(2022年)
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- ^ 競馬のG1賞金ランキングと賞金分配の仕組み|有馬記念とジャパンカップが1位(デイリーブックメーカー)
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- ^ “有馬記念・ジャパンCの1着賞金4億円に JRA、22年から”. 日本経済新聞 (2021年11月18日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “【JRA】23年から有馬記念、ジャパンCが5億円 ダービーは3億円に増額 それぞれ今年から1億円増”. スポーツ報知 (2022年11月18日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ 2021年12月26日のレース番組一覧。中山で有馬記念のアンダーカードとして「グッドラックハンデキャップ」「20〇〇フェアウェルステークス」が組まれている。
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- ^ 中央競馬全重賞成績集、773頁。
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- ^ 中央競馬全重賞成績集
- ^ “第5回中山競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 3675-3677. 2016年12月13日閲覧。(索引番号: 33093)
- ^ "有馬記念ウィーク限定!"グランプリシート"にご招待!【中山競馬場】". 日本中央競馬会. 19 November 2020. 2020年11月20日閲覧。
- ^ https://db.netkeiba.com/race/195606030410/
- ^ 有馬記念全史 152頁
- ^ グレード制導入後では2:37.2(第44回優勝馬グラスワンダー)
- ^ a b 「別冊宝島」競馬激闘史 122頁 有馬記念データ
- ^ 連続記録はオリビエ・ペリエの3年連続(第47回〜第49回)
- ^ 連続記録は藤沢和雄の3年連続(第47回〜第49回)
- ^ 【有馬記念Q&A】単勝100円の元返しは過去あった? - スポニチアネックス、2015年12月14日閲覧
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- ^ “【有馬記念】ブエナ雪辱へ堂々のファン投票1位”. スポーツニッポン (2010年12月10日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
- ^ “ブエナビスタが2年連続1位 有馬記念ファン投票”. スポーツニッポン (2011年12月8日). 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月11日閲覧。
- ^ “【有馬記念ファン投票】〜最終結果発表、オルフェーヴル1位”. netkeiba.com (2012年12月6日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ファン投票・最終発表〜1位オルフェ、2位キズナ、3位ゴールド”. netkeiba.com (2013年12月5日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ファン投票最終集計〜1位ゴールドシップ、2位ジェンティルドンナ”. netkeiba.com (2013年12月11日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月13日閲覧。
- ^ “【有馬記念】ラスト走ゴールドシップが1位 ファン投票最終結果”. スポニチアネックス. スポーツニッポン新聞社 (2015年12月10日). 2015年12月28日閲覧。
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- ^ 有馬記念ファン投票 最終結果発表!日本中央競馬会、2017年12月7日閲覧[リンク切れ]
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- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2021年12月9日). 2021年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月10日閲覧。
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- ^ “有馬記念ファン投票 最終結果発表!”. 日本中央競馬会 (2023年12月7日). 2023年12月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月7日閲覧。
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固有名詞の分類
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