AWF世界女子王座
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AWF世界女子王座(エー・ダブリュー・エフせかいじょしおうざ)は、AWFが管理、認定していた王座。「AWF」は「American Wrestling Federation」の略。
歴史
1996年、アメリカのAWFが創設。AWFアメリカ大会で行われた初代王座決定戦に勝利したルナ・バションが初代王者になった。
1997年8月13日、I.W.A.JAPANの元川恵美(後の、さくらえみ)が獲得してI.W.A.JAPANに定着された。
1999年3月19日、吉本女子プロレスJd'の小杉夕子が獲得してJd'に定着された。
2002年4月26日、NEO女子プロレスの三田英津子が獲得してNEOに定着された。
2010年、王者のミス・モンゴルが返上。その後、チャンピオンベルトはI.W.A.JAPANの事務所に保管されていたが紛失してしまう。
2013年5月14日、骨董市でチャンピオンベルトが2000円で売られていたのを、さくらが発見して買い戻した[1]。6月1日、I.W.A.JAPAN新宿FACE大会で第21代王座決定戦が行われて、さくらが第21代王者になった[2]。9月22日、さくらえみが自身の保持しているAWF世界女子王座、王座決定戦の目処が立たず空位の状態が続いていたIWA世界ヘビー級王座とIWA世界ジュニアヘビー級王座による王座統一戦をすることを発表[3]。11月16日、I.W.A.JAPAN新宿FACE大会で王座統一戦が行われて勝利した、さくらがIWA三冠統一王者になった。以降は体重と性別を問わない3つの王座を用いてタイトルマッチが行われている。
歴代王者
歴代 | 選手 | 戴冠回数 | 防衛回数 | 戴冠日付 | 獲得場所 (対戦相手・その他) |
---|---|---|---|---|---|
初代 | ルナ・バション | 1 | 不明 | 1996年 | アメリカ 不明 |
第2代 | 元川恵美 | 1 | 不明 | 1997年8月13日 | 北沢タウンホール |
第3代 | 小杉夕子 | 1 | 不明 | 1999年3月19日 | 後楽園ホール |
第4代 | 藪下めぐみ | 1 | 不明 | 1999年8月22日 | 川崎市体育館 |
第5代 | ザ・ブラディー | 1 | 不明 | 1999年10月6日 | 川崎市体育館 |
第6代 | 田村欣子 | 1 | 不明 | 1999年12月7日 | 北沢タウンホール |
第7代 | ザ・ブラディー | 2 | 不明 | 2000年1月10日 | 後楽園ホール 2000年5月3日返上 |
第8代 | 小杉夕子 | 2 | 不明 | 2000年5月3日 | 後楽園ホール 5人によるLSDマッチ 2000年8月返上 |
第9代 | ドレイク森松 | 1 | 不明 | 2000年8月27日 | ディファ有明 4人によるLSDマッチ |
第10代 | 藪下めぐみ | 2 | 不明 | 2000年11月28日 | 後楽園ホール |
第11代 | 坂井澄江 | 1 | 0 | 2001年3月18日 | 後楽園ホール |
第12代 | ザ・ブラディー | 3 | 2 | 2001年4月29日 | 後楽園ホール |
第13代 | ファング鈴木 | 1 | 0 | 2001年12月15日 | ディファ有明 ザ・ブラディー、坂井澄江による3WAYマッチ 2001年12月15日返上 |
第14代 | ザ・ブラディー | 4 | 0 | 2001年12月29日 | 後楽園ホール ファング鈴木 2002年1月返上 |
第15代 | 坂井澄江 | 2 | 2 | 2002年1月27日 | ディファ有明 阿部幸江、KAZUKI、ファング鈴木による4WAY金網デスマッチ |
第16代 | 三田英津子 | 1 | 2 | 2002年4月26日 | 後楽園ホール |
第17代 | 元気美佐恵 | 1 | 5 | 2003年5月5日 | 後楽園ホール |
第18代 | タニー・マウス | 1 | 0 | 2004年6月26日 | 赤塚公会堂 |
第19代 | ジャガー横田 | 1 | 2 | 2004年07月21日 | 後楽園ホール 2010年7月11日返上 |
第20代 | ミス・モンゴル | 1 | 0 | 2010年7月11日 | 新宿FACE ジャガー横田、アップルみゆき、コマンド・ボリショイ、倉垣翼、阿部幸江、デスワーム(♀)による7WAYラダーマッチ 2010年返上 |
第21代 | さくらえみ | 2 | 1 | 2013年6月1日 | 新宿FACE 河童小町 2013年11月16日にIWA三冠統一王座となる |
脚注
- ^ “IWAベルトが骨董市で売られていた!”. 東京スポーツ. (2013年5月15日) 2014年1月1日閲覧。
- ^ “河童小僧が"性転換"して女子王座戦へ”. 東京スポーツ. (2013年5月30日) 2014年1月1日閲覧。
- ^ “さくらえみ「真の3冠戦やります」”. 東京スポーツ. (2013年9月25日) 2014年1月1日閲覧。
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